先週の
京都大賞典、2016年のダービー馬の
マカヒキが5年ぶりに復活優勝! ホント素晴らしかったですね。
大江助手にお話を伺ったところ「涙が出ました」とやはり感激していらっしゃいました。
「これまでもこの馬なりにいい状態だったのですが、この中間はもう一段上にいい感触があったんです。ずっと勝利から遠ざかっていたけど、
マカヒキにとってベストの調整を続けてきました。あいだをあけたほうがいい馬もいれば、詰めて使ったほうがいい馬もいる。
マカヒキの場合は間隔をしっかりとったほうがいいタイプなのですが、オーナーの理解もあり、じっくりとレースを使っていくことができました」
レース後はかなり疲れがあったとのことですが、これだけ深い理解があればしっかりケアして次走に進めることでしょう。次走は
ジャパンカップを予定しています。
この秋のGI戦線はもちろん、クラシック次世代勢も今年も粒ぞろいの友道厩舎。今週は
ワグネリアンの全妹である
ミスフィガロがGI
秋華賞に出走します。
「
マカヒキが勝てたのは、普段から厩舎の調教をよく手伝ってくれている藤岡康太騎手が手の内に入れていたから、というのもありました。すごくこの馬のクセを理解してくれているのもあり、仕掛けどころも実に上手かったです。今週は
ミスフィガロをお願いしています。夏を越して、体がいいかんじに膨らんで成長を感じます。
紫苑Sでは展開が向かなかったのによく3着にきてくれました」(大江助手)
オーナー、調教師、ジョッキーが皆、
京都大賞典の
マカヒキと同じ組み合わせ。今週も快進撃が見れるといいですね。楽しみです。
(取材・文:花岡貴子)