富士ステークスに出走馬を送り込む13人の調教師のうち、2016年以降の東京芝1600mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出(最少レース機会数15)。
富士ステークスで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
戸田博文調教師。2016年以降、東京芝1600mで10勝を挙げており、これは13調教師中2位。複勝率も5位となる33.3%をマークしているが、複勝回収率が79%止まりだったためランキングは3位にとどまった。
今年は
タイムトゥヘヴンが出走予定。過去にマイルで2走してニュージーランドT2着、
NHKマイルC6着という実績が残っており、距離短縮での一変が見込めそう。
2位は
友道康夫調教師。2016年以降、東京芝1600mでは20回出走して3勝2着5回。複勝率40.0%、複勝回収率102%と、好走率が高く馬券妙味もある、馬券ファンにとっては頼りになる存在だ。19年
NHKマイルCを
アドマイヤマーズで、17年
クイーンCを
アドマイヤミヤビで制しており、今春の
ヴィクトリアマイルでは
ランブリングアレーが10番人気2着と激走した。この厩舎の関西圏の中長距離での活躍は言うに及ばずだが、関東圏でもマイルでも強い!
今年は
マイラプソディ、
ワグネリアンが出走予定。注目はデビュー16戦目にして、初のマイル参戦となる
ワグネリアンだろう。古馬の中距離戦線の王道を歩んできたという点では、
京都大賞典で復活を遂げた
マカヒキに通じるものがある。
第1位に輝いたのは
堀宣行調教師。東京芝1600mで20勝は、2位の戸田調教師に
ダブルスコアをつけている。89回出走して馬券内が42回。複勝率47.2%は文句のつけようがない好成績だ。複勝回収率も84%と、僅かだが控除率を上回っている。
今年は
フォルコメンが出走予定。前走の
納屋橋S(3勝クラス)は、道中で先手を奪うと、そのまま危なげなく押し切り。力が一枚上と言わんばかりの勝ち方だった。この馬自身は、東京芝1600mで結果が出ていないが、去勢以前のもの。本格化した今なら、重賞で通用しても全く不思議ではない。