スワンSに出走馬を送り込む17人の調教師のうち、2016年以降の阪神芝1400mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出(複勝率、複勝回収率は最少レース機会数15)。
スワンSで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
須貝尚介調教師。集計期間内に阪神芝1400mで[5-7-8-37]という成績で複勝率35.1%をマークしている。特に2021年に入ってから好調で、
京都牝馬Sを
ブランノワールで9番人気3着、水無月Sを
カリボールで8番人気3着するなど8戦して馬券圏内が5回。複勝回収率210%と馬券妙味十分で人気薄でも侮れない。
今年は
リレーションシップが出走予定。今回と同じ阪神芝1400mで行われた戎橋Sを快勝して駒を進めてきた。相手は強くなるが、コース適性が担保されているのは心強い。
2位は
高野友和調教師。集計期間内に[5-4-6-24]と3着内数では須貝調教師に遅れを取ったものの、複勝率38.5%、複勝回収率96%は須貝調教師を上回っている。ただし、こちらは須貝調教師とは打って変わって、2020年6月以来、阪神芝1400mでは8戦続けて馬券圏外が続いている。その前は6戦続けて馬券に絡んでいたので、そろそろ「確変状態」を取り戻したいところだ。
今年は
フィアーノロマーノが出走予定。こちらは阪神芝コースで[3-2-0-1]という無類のコース巧者で、ここは狙いの復帰戦だろう。
第1位は
中内田充正調教師。集計期間内に7勝を挙げ複勝率は42.9%は、ともに出走調教師の中ではトップの数字だ。阪神芝1400mは内回りの短距離戦ということで先行力が求められる一方で、最後に急坂があり、タフさも必要なコース。スピードとパワーを兼ね備えた中内田厩舎の馬が活躍するのも納得できる。
今年は
ダノンファンタジーが出走予定。昨年の
阪神カップの覇者で、この馬もまた阪神芝で8戦5勝と抜群のコース相性を誇る。直近2戦はGIレースで、3走前の
阪急杯は序盤に位置どりを悪くしたのが響いた格好。本来の先行策なら巻き返しは必至だ。