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穴党・かまいたち山内が断!「JBC3競走のなかで一番荒れそう」なレースで軸にしたい地方馬

  • 2021年11月02日(火) 18時02分
 いよいよ11月3日(水)は、2013年以来金沢競馬場では2回目となる地方ダート競馬の祭典、JBC2021が開催される。そこで今回は、競馬芸人というよりも馬券芸人として、多くの競馬ファンをざわつかせているかまいたちの山内健司さんに、今回のJBC(金沢競馬場で発走する3競走)を占ってもらった。その第3弾はJBCレディスクラシックです。

 JBC3競走の中で1番荒れそう!! 私の馬券の買い方は、交流重賞は基本大波乱が起きにくいと思っているので、ちょうどいい穴。3連単100倍以上に絞ってドカンと買うことにしています(重賞じゃない地方のレースだと買った瞬間オッズが下がってしまう)。

 だから、3連単が100倍に満たないレースは、仮に外したとしても悔しくも何ともない。どうやっても的中することはできないので。一方しっかり万馬券になったにもかかわらず、外したときのヘコみ方はハンパない。

 今年は例年になく交流重賞が荒れているイメージで『広く買っていたら取れていたな』と後悔することが多かったのは精神的にキツい。帝王賞なんか、今年イチ推しのダート馬テーオーケインズ(JBCクラシックに出走)が勝ったのに3連単は23800倍。狂ったようなタラレバですが、頭固定で1000円ずつ流していたら2300万ですよ。ひぇ〜〜。 話は逸れましたが、そこまではないにしてもJBCレディスクラシックは荒れると見ました。

 その根拠はJRA勢が頼りないということ。川田騎手が乗るテオレーマは、初めて交流重賞に挑戦したマリーンCの強さを見てビックリしたんですが、そのあとのスパーキングレディーCがガッカリの内容。前走のレディスプレリュードは2着と格好は付けてくれましたが、勝ったレーヌブランシュを私は評価していないので、「この馬に負けるの?」ってのが正直な感想。この2頭は、ここでも人気になりそうですが、買い目からバッサリ切ろうと思います。

 JRA勢の中で、勝負になりそうなのがリネンファッション。百戦錬磨の武豊騎手が鞍上。2着が多い馬ではあるが、安定した成績は信用できる。ただ、本命で考えている馬と比べると…。4歳の成長力を加味して警戒、といったレベルかなと。

 よって頭で買いたいのは、地方馬のサルサディオーネ。前走の日本テレビ盃は牡馬混合で快勝。右回りが不安とか言われていますが、7歳になって今が一番強いと言えるくらいの怪物なので圧勝できるはずです。それに1500mという特殊な距離も、マイルを主戦としている馬の仕掛けが遅れそうなイメージ。おそらく単騎で逃げられるでしょうし、金沢競馬場の馬場傾向はわかりませんが、押し切ってくれることを期待します。

 あと狙いたいのはダノンレジーナ。前走のテレ玉杯オーバルスプリントは、牡馬相手だったし外目の枠を引いてしまったことで、言い訳のできる敗戦(9着)。遡れば、昨年のJBCレディスクラシックでも今年のエンプレス杯でも、ここで人気を集めるレーヌブランシュに先着しており、今回人気がないなら絶好の狙い目になるはず。

 今年は夏前まで馬券の調子が良かったのですが、最近ブッ倒れるほど負けて調子が悪いので、JBCレディスクラシックで大万馬券を的中させて一気に巻き返したいと思います。

(取材:中山靖大)

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