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【ファンタジーS予想】波乱も期待できる阪神JFの前哨戦

  • 2021年11月06日(土) 06時35分
 阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦的な位置づけのレースで、昨年に引き続き京都競馬場改修工事のために阪神競馬場で行われる。過去10年間で、このレースをステップ阪神ジュベナイルフィリーズへと直行した馬は1着3頭、2着1頭、3着1頭。1番人気馬は1着3頭、2着2頭、3着3頭で、3番人気以内馬は1着4頭、2着3頭、3着6頭。キャリアの浅い牝馬同士の1戦だけに、波乱を含んでいる。

 ◎ナムラクレア小倉2歳Sの優勝馬。大雨の中で行われたフェニックス賞は二の脚つかずに後方からの競馬になったが、早めに好位に取り付いて逃げ粘ろうというライバルを競り落とし、小倉2歳Sは逆に好ダッシュを切ったものの後方に控えて最後は大外をまくるようにして突き抜けた。外枠だったとはいえ、小倉2歳Sのような競馬が出来るのならば200mの距離延長が大きなマイナスになるとは思えない。

 〇ママコチャはデビュー3戦目に、今回と同じ阪神競馬場芝1400mの未勝利戦を楽勝した。前半3ハロン34.4秒、半マイル通過45.9秒というハイラップを楽に追走し、早めに前をとらえると、最後は2着馬に2馬身半。スタートでミスがあったデビュー戦を除けば見どころのあるレースを続けている。キャリアは武器になりそうだ。

 ▲ウォーターナビレラは、サフラン賞の優勝馬。先行力があって、折り合いがつくので末脚もしっかりしている。札幌競馬場のデビュー戦は好ダッシュからスローペースに落としての逃げ切り勝ちで、中山競馬場のサフラン賞は2番手で折り合い、33.6秒の最速タイの上がりタイムで逃げた馬をゴール前で突き離した。ジョッキーの意のまま競馬が出来るレースセンスは最大の武器だ。

 △オルコスは中山芝1600mの新馬戦優勝馬。ゲートに驚いたようなスタートだったが素早くリカバリーすると、2番手に収まり早めに抜け出して後続の追撃を封じ込めた。抜け出すときの脚が早く、距離短縮を味方にしたい。

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