「
エリザベス女王杯・G1」(14日、阪神)
前走クイーンSを制した
テルツェットが、G1獲りに向けて意気揚々だ。3カ月半ぶりだが調整は万全。末脚を存分に発揮できる態勢が整った。BCフィリー&メアターフを制し、世界にその名を知らしめた叔
母ラヴズオンリーユーに負けじと、今週は大仕事をやってのける。
3カ月半ぶりながら気配は上々。虎視たんたんとG1初制覇を狙うのが
テルツェットだ。和田郎師は快勝したクイーンSを振り返り、「後方からの競馬でしたが、千八を勝ったことが大きい。気性が成長して折り合いがつくようになりました」と上昇ぶりを口にする。
放牧中は福島県ノーザンファーム天栄で入念に乗り込まれてきた。美浦帰厩へ戻ってからも調整は順調。「この中間は1回どこかレースを使うか考えましたが、しっかり立ち直してからということで直行に。長距離輸送は大丈夫ですし、阪神コースも問題はありません。あとはテンションを上げ過ぎないように気をつけたい」と指揮官は意気込んだ。
偉大な叔母に続きたい。6日に米
デルマー競馬場で行われたBCフィリー&メアターフをラヴス
オンリーユーがV。日本調教馬が初めてブ
リーダーズCを制すという、歴史的な快挙を成し遂げた。「世界的な血統になりましたね。一つ大きなところを勝って無事に牧場に帰してあげないといけない」と師は力を込めた。血の勢いに乗り、自慢の末脚で女王の座を奪取する。
提供:デイリースポーツ