14日に福島競馬場で行われる
福島記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
ステイゴールド。3回で
シンボリクリスエス、
ディープインパクトが続き、2回が
ジャングルポケット、
キングカメハメハ、
ハーツクライ、
ネオユニヴァースとなっている。
ステイゴールド産駒は[3-1-0-15]。17年
ウインブライト、18年
スティッフェリオ、19年
クレッシェンドラヴと種牡馬として3連覇を達成。一方で、勝利した3頭においては1・2人気に支持された上位人気馬であったことも気に留めておきたい。今年は
ステイフーリッシュ、
マイネルファンロンの2頭が出走予定。
オルフェーヴル産駒は[1-0-0-0]。昨年に2人気
バイオスパークが勝利しており、産駒初出走で初勝利を飾ってみせた。近年の活躍が目覚ましい
ステイゴールド系ということもあり、今後は後継種牡馬として存在感を示していく可能性が高そうだ。今年は2連覇を目論む
バイオスパークほか、
ヒュミドールが出走を予定している。
キングカメハメハ産駒は[1-1-0-5]。15年に
ヤマカツエースが2人気で勝利するほか、17年にも3人気
スズカデヴィアスが2着に好走。また、12年には5人気
ヒットザターゲットも2着とはタイム差のない4着(ハナ+ハナ差)で入線しており、上位人気馬の堅実さが目に留まる。今年は
アラタ、
ブラヴァスの2頭が出走予定。
ルーラーシップ産駒は[0-1-0-0]。昨年、
ヴァンケドミンゴが2着と好走していたが、勝ち馬との着差はクビ差の惜敗。いきなり種牡馬としての適性を示しており、上記
キングカメハメハの後継種牡馬としても動向を注視していきたい。今年は
ディアンドル、
フェアリーポルカ、
ムイトオブリガード、
ヴァンケドミンゴと4頭が出走を予定している。