11月28日(日)に東京競馬場、芝2400mで行われる
ジャパンカップ。昨年の牡馬三冠を達成した
コントレイル(栗東・
矢作芳人厩舎)は同レースで引退が発表されている。今朝17日はそのレースに向けた1週前追い切りが行われた。
CWで遥か前方に同厩舎の
ゲンパチミーティアと
スーパーフェイバーの2頭が先行する併せ馬。向正面から速いラップを刻んでいるが、前もそれなりのペースだったので、4コーナーを回ってもその位置は遥か後ろで、前方の騎乗者が後ろを振り返って確認したくらい。
外目を回った前2頭よりも内、馬場中央あたりを通って、前との差を詰めるが、それでも最後の直線に向いて1秒以上は差がある状態。ただ、ほぼ仕掛けるようなところがなくても、馬がしっかりと加速していて、ラスト1F標識を通過したところで「これは追いつく」という感じ。
抜け出すところまではいかなかったが、あの差を追いついたのだからさすがの一言に尽きる。時計は6F77.7〜5F63.5〜4F49.7〜3F36.7〜1F12.2秒と数字も速く、ラストランに向けて、抜かりない仕上げといったところだろう。
(取材・文:井内利彰)