28日に東京競馬場で行われる
ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる9回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で5回の
ハーツクライが続き、3回が
ジャングルポケット、
キングカメハメハとなっている。
ディープインパクト産駒は[3-4-2-20]。12・13年と連覇を達成した
ジェンティルドンナ、15年
ショウナンパンドラの延べ3頭が勝ち馬として名を連ねており、種牡馬としての3勝は
サンデーサイレンスと並ぶ最多勝タイ記録でもある。今年は
コントレイル、
シャフリヤール、
マカヒキ、
ワグネリアンの4頭が出走予定(登録のあった
カレンブーケドールは回避)。
ハーツクライ産駒は[2-1-2-11]。17年
シュヴァルグランはH.ボウマン騎手、19年
スワーヴリチャードは
O.マーフィー騎手、勝利した2頭はともに短期免許で来日していた外国人騎手が手綱を取っていた。また、14年2着
ジャスタウェイ含め、連対した3頭すべてが5歳馬であることもポイントと言えるだろう。今年は
シャドウディーヴァ、
ゴーフォザサミット(除外対象)、
トラストケンシン(除外対象)の3頭が特別登録をしている。
ジャングルポケット産駒は[0-1-2-8]。11年3着
ジャガーメイルは14人気、13年3着
トーセンジョーダンは11人気と二桁人気が激走しており、延べ11頭が出走して複勝回収率は300%と大幅にプラス収支を記録。また、馬券圏内にこそ届かなかったものの、15年には
ジャングルクルーズも17人気4着と健闘していた。今年は
サンレイポケットが出走予定。
初出走となる
オルフェーヴル産駒は
オーソリティが上位人気と目される。父自身は12年
ジャパンカップでハナ差2着の惜敗を喫していただけに、その父のためにもタイトルを手に入れたいところだろう。なお、
オーソリティにおいては14年の勝ち馬
エピファネイアが近親にいることにも注目したい。