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【東京大賞典予想】中央・地方問わず一流のダートホースが集結! 年末のダート王者を決するビッグレース

  • 2021年12月28日(火) 18時05分
 12月29日(水)に大井競馬場東京大賞典が行われる。2011年より地方競馬としては初めての国際GIとなり海外の馬も出走可能となり、2014年にアメリカからソイフェットが参戦した。例年中央・地方問わず一流のダートホースが集結し、年末のダート王者を決するビッグレースとなっている。

 2006年以降中央所属馬が毎年優勝しており、地方所属馬は2005年アジュディミツオーを最後に勝利から遠ざかっている。

 また人気では過去10年、1番人気は複勝率90%で、2019年に4着に敗れたゴールドドリームを除いて馬券圏内を外しておらず、連対馬20頭中のべ19頭が1〜5番人気から出ていることからも上位人気馬が中心。

 今年の出走馬の中で最有力候補とみているのがオメガパフューム。18年から3連覇を達成していて、大井2000mでは【4・3・0・1】で唯一の馬券圏外は今年5着に敗れた帝王賞だけ。JBCからのステップは昨年同様だし、そのJBCではスタートで出遅れて後方からの競馬になりながらも最後の直線では外から脚を伸ばし、ミューチャリーのコンマ1秒差まで詰め寄ったことは評価でき、4連覇の偉業は目前だ。

 クリンチャーは初めての地方遠征となった今年の佐賀記念で2着馬に9馬身差付けて快勝すると、続く名古屋大賞典でも単勝1.3倍の人気に応えて快勝。帝王賞では好位の外からレースを進め、直線で脚を伸ばして3着と好走。この2戦は一息の内容だが、実績のあるコースなら巻き返せるはず。

 またアナザートゥルースは昨年のダイオライト記念以降Vはないものの、2走前にはみやこSで10番人気3着、前走のチャンピオンズCでは14番人気3着と2戦連続低評価を覆して好走。内からスムーズに先行できれば粘り込みも可能だ。

 昨年3着のウェスタールンドは、終いの脚は堅実で直線が長い大井の外回りコースは向く。9歳でも衰えは感じられないし、リピーターの活躍も目立つレースということからも注目の一頭。

 過去15年で勝利がない地方所属馬も、19年2着ノンコノユメ、3着モジアナフレイバー、20年2着カジノフォンテンと2年連続地方所属馬から出ていて侮れない存在。

 船橋所属のミューチャリーは3歳の時にジャパンダートダービーで中央馬相手に3着と素質を見せていた。古馬になってからはダートグレード競走では掲示板止まりだったが、前走のJBCクラシックでは3番手追走から直線で抜け出すと、オメガパフュームの追撃を退けJBCクラシック史上初の地方所属馬勝利という大仕事をやってのけた。このメンバーでも互角に戦える力はあり連勝も期待できる。

 浦和所属のタービランスは安定感が魅力で、南関東で走って掲示板を外したのは2017年に道営から遠征して出走した東京大賞典だけ。今回はその時以来の挑戦になるが、前哨戦となる浦和記念でも2着になっていることからも十分に食い込みの余地はある。

(文・豊岡加奈子)

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