5日に中京競馬場で行われる
チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダート1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去7年で最多となる5回の馬券絡みが
ゴールドアリュール。次点で2回の
キングカメハメハ、
シンボリクリスエス、
フレンチデピュティ、
ケイムホームが続く。
ゴールドアリュール産駒は[2-2-1-11]。昨年は1人気の支持を集めた
クリソベリルが4着に敗れているものの、2着には3人気の
ゴールドドリームが入線。上位人気、とくに1人気を過信できない傾向にあり、
クリソベリルほか、19年2着
ゴールドドリーム、15年7着
コパノリッキー、14年12着
コパノリッキーと1人気は3頭が馬券圏外に敗れている。今年は
サンライズノヴァが出走予定。
クロフネ産駒は[0-1-0-0]。出走例は17年2着
テイエムジンソクに限られるが、同馬は勝ち馬とはタイム差のないクビ差の惜敗で、勝ちに等しい内容を示していた。また、
フレンチデピュティ系として捉えれば、15年3着、16年1着と
サウンドトゥルー(
父フレンチデピュティ)がリピーターとして活躍。今年は初ダートの動向が注視される
ソダシが該当する。
キングカメハメハ産駒は[2-0-0-8]。
ゴールドアリュールと並ぶ2勝を挙げており、14年
ホッコータルマエ、20年
チュウワウィザードが勝ち馬として名を連ねている。また、15年には8人気
ロワジャルダンが勝ち馬から0秒3差の4着(3着とはアタマ差)で入線するなど、人気薄の健闘ぶりも目に留まる。今年は2連覇を目論む
チュウワウィザードほか、
エアスピネルが出走予定。
カジノドライヴ産駒の
カジノフォンテン、
シニスターミニスター産駒の
テーオーケインズ、
パイロ産駒の
ケンシンコウ、
メイショウハリオ、
マジェスティックウォリアー産駒の
サンライズホープ、いずれも好走例のない
A.P. Indyの直系[0-0-0-9]。ただし、過去の出走馬は延べ9頭のうち8頭が8人気以下の人気薄でもあったので、今年は改めて真価を問われることになりそうだ。