チャンピオンズCに管理馬を登録している18人の調教師のうち、2016年以降の中京ダート1800mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
チャンピオンズCで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
大久保龍志調教師。集計期間内に中京ダート1800mで7勝、複勝率33.3%という成績を残している。ただし、複勝回収率は70%と馬券妙味は今ひとつ。勝率19.4%、単勝回収率126%と「頭あって紐なし」の傾向が強いので、単系の馬券で狙うのが良さそうだ。
今年は
チュウワウィザードで連覇を狙う。今年は勝ち星こそないものの、何と言っても
ドバイワールドカップ2着の実績が光っている。衰えは全く感じられないし、骨折明けの
JBCクラシックを叩かれ、今回は状態面の上積みも大きい。
2位は
笹田和秀調教師。集計期間内に中京ダート1800mでは1勝のみだが、馬券内は10回。複勝率34.5%、複勝回収率193%と、馬券的に非常に魅力的な存在だ。7番人気以下で4回馬券に絡んでおり、14番人気2着(複勝2910円)、12番人気3着(複勝860円)という超大穴も含まれている。
今年は
エアスピネルが出走予定。騎乗予定だったムーア騎手が短期騎手免許の取得を断念したのは誤算だろうが、前述の通り、人気薄での激走が目立つ厩舎だけに、馬券妙味という点ではむしろ歓迎かもしれない。
第1位に輝いたのは
野中賢二調教師。集計期間内に中京ダート1800mで8勝を挙げ、複勝率は36.1%。着別度数上位の調教師の回収率が伸び悩む中、複勝回収率88%と回収率も高いレベルでまとめてきた。好走数、好走率、回収率の総合点で最も信頼できる調教師と言えるだろう。
今年は
インティが出走予定。同馬は
チャンピオンズCに19年、20年と連続で出走し、ともに3着。7連勝で
フェブラリーSを制した当時の勢いはないものの、一線級で戦える力は保っている。ここ2戦は上がり最速を記録し、脚質転換にも成功。3年連続での馬券絡みも十分にありそうだ。