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平手友梨奈らが会見 新人女性騎手を演じるNHKドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』が18日、25日に放送

  • 2021年12月15日(水) 21時40分
 女優の平手友梨奈(20)が新人女性騎手役、俳優の中村蒼(30)が調教師役として出演する、NHK土曜ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』が今週末18日から2夜にわたって放送される。

『風の向こうへ駆け抜けろ』は、古内一絵の小説を原作とする作品。地方競馬、鈴田競馬場にある廃業寸前の緑川厩舎を舞台に、平手友梨奈演じる新人女性騎手・芦原瑞穂と、中村蒼演じる調教師・緑川光司らが中央競馬のGI・桜花賞に挑む物語となっている。

 撮影はすでに終了しており、初のドラマ主演を務めた平手が「他の現場では、なかなかできない経験でした」と振り返ると、中村は「厩舎メンバーは、個性豊かな方々が多く、とても楽しく撮影できました」と続いてコメント。

 新人女性騎手を演じた平手は「芦原瑞穂という騎手は、幼い頃から馬と暮らしてきたので、自分も常に馬と触れ合い、側にいてあげました。

 競馬自体、全く知らなかったのですが、この作品をきっかけに、たくさん学びがありましたし、ジョッキーの方の苦労を少しでも味わえたのかなと思います」と役柄を振り返るとともに、ホースマンの大変さについて関心を寄せていた。

 調教師を演じた中村は「緑川光司という調教師は、一度夢を諦め、時間がただ過ぎていくのを待っていた人間でしたが、芦原瑞穂に影響され、新たな自分を見つけ、再生していく人間なので、成長していく姿を意識しながら演じました」と話した。

 また中村は、自身の競馬に対する印象の変化について「競馬は、ギャンブルというイメージが強かったのですが、この作品に出演することで、騎手の方はもちろん、馬を管理する厩務員や調教師など色々な人たちが関わって、一つのレースができていると知り、見方がとても変わりました」と語った。

 共演中の出来事については、中村が「瑞穂が何回も馬に振り落とされて、なんとか騎乗できるシーンがあったのですが、目の前でだんだん平手さんが泥んこになっていくのを見て、少し心配になった事もありました」と撮影シーンを回顧。

 これに対し平手は「私は全然怖くはなかったです。お馬さんと一緒にいる方が安心してました」などと話し、取材会では二人の仲が良い様子がうかがえた。

【NHK土曜ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』】
◆放送日程
前編:2021年12月18日 21:00〜22:13
後編:2021年12月25日 21:00〜22:13

◆原作
『風の向こうへ駆け抜けろ』古内一絵

◆出演
平手友梨奈、中村蒼ほか

(取材、構成:netkeiba編集部)

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