世代交代をしているのか? という考えで書く予定でしたが、白毛馬として史上初めて芝のGI勝利をした
ソダシの参戦で世間の注目度が一変。
ソダシの扱いをどうするのかが予想の中心になりました。その流れに乗って「
ソダシをどうするのか?」という観点で書いていきたいと思います。
先に結論を書いてしまうと、買いません。理由はいくつかあるのですが一番の理由が「3歳馬」だからです。
チャンピオンズCは、
ソダシだからということではなく3歳馬には厳しいレースです。近年だと
ルヴァンスレーヴと
クリソベリルが勝っていますが、ほぼ無敗(7戦6勝2着1回)と無敗(5戦5勝)。
ジャパンダートダービーを勝って、
チャンピオンズCの前に古馬相手の地方交流重賞で勝利していた化物級の2頭。
その後に
フェブラリーSを勝ったり、地方交流重賞で多くの重賞を勝つ馬などが3歳では勝てないのがこのレース。芝と違ってダートは「格」がある馬が強いです。
地方交流重賞のJpnIで同じようなメンバーで戦っていますが、あのメンバーに加わることがどれだけ大変か。毎週重賞がある芝路線と違って、ダート路線の重賞は少ないです。オープン特別・リステッドを勝って収得賞金を加算して、数少ない重賞で結果を出した馬が地方交流重賞に出走できます。さらにそこで結果を出した馬がJpnIに出走できるのです。
そのような猛者たちと3歳馬は同世代と戦ってきたところから、一気にレースレベルが上がります。それに対応が難しい。成長と高いレベルの経験で、年末の
東京大賞典や年明けしての
川崎記念あたりから上の世代と互角に戦えるのが「ダート界の流れ」になっています。
その「ダート界の流れ」を崩す化物が
ルヴァンスレーヴ・
クリソベリルなのです。芝では常識外の結果を出してきた
ソダシ。ダートでも化物級の走りを見せるのかと考えたら、難しいと考えるのが普通。芝でGI級のパフォーマンスを見せている馬が、ダートでもGI級の走りをすることは難しい。それに加えて、ほぼ全滅のGIでの初ダート。さらに、逃げないと砂を被る最内枠。クリアしなければいけない課題は多いです。
上記に書いたように普通なら好走するのが難しい条件が揃っているのに、単勝なら1番人気になる可能性もあります。もし、芝よりダート適性の方が高くて
父クロフネのように勝ってしまうようなら、この後のダート戦で嫌でも人気で買わないといけない状況になります。何としてもこのレースを当てたいのなら別ですが、このレースで競馬が終わるわけではありません。人気がないなら未知の魅力となりますが、未知の不安要素が多いのに人気なら買わないという「長い目で見た買い方」の選択に私はなります。
ウマい馬券では、展開や各馬の適性など全馬の評価を記載しています。今年の
フェブラリーSでの3連単10万馬券的中の再現があるのか!? 買い方も含めて最終結論に注目して下さい。
(文・nige)