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ローブティサージュの半妹デュードメールがC.ルメール騎手でデビュー/関西馬メイクデビュー情報

  • 2021年12月06日(月) 18時45分
 今週は阪神ジュベナイルフィリーズ。阪神芝1600mで行われるが、今週のこの条件でデビューする予定の馬が、2012年の阪神JFを優勝したローブティサージュ(父ウォーエンブレム)の半妹にあたるデュードメール(栗東・須貝尚介厩舎)。このように、兄姉がGIを制した舞台で弟妹がデビューするというケースは珍しくない。

 11月21日の阪神芝1600mで新馬勝ちしたアストロフィライト(栗東・中内田充正厩舎)の半兄は、同じ厩舎で管理され、昨年の朝日杯FSを制したグレナディアガーズ(父Frankel)。このケースのように、きょうだいで同じ舞台を勝つ、ということになるのだろうか。

【12月11日(土) 中京ダート1400m】

モズブーナー(牝、父ストリートセンス、母Endless Chatter、栗東・音無秀孝厩舎)

 母系には芝1200mで3勝を挙げているOveranalyze産駒のスーパーウーパー(栗東・森秀行厩舎)がいる。

 本馬はここまで坂路での追い切りを積み重ねているが、目立った時計が出たのが、11月25日と12月1日。どちらも4F52秒台だったが、12月1日は坂路で古馬2勝クラスを追走して、先行していたとはいえ先着。スピードがある動きを見せており、いかにも短いダートが合いそうといった印象を受ける。

【12月11日(土) 阪神芝2000m】

エバーフレッシュ(牝、父ハーツクライ母パーシステントリー、栗東・松永幹夫厩舎)

 半兄に東京芝2000mの新馬戦を勝ち、2戦目のシクラメン賞では当時のレコードタイムをマークして2着に4馬身差の圧勝を見せたオブセッション(父ディープインパクト)がいる。

 本馬は9月15日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩し、9月23日にゲート試験を合格すると、成長を促す意味で放牧。11月13日に帰厩すると、順調に追い切りを消化し、12月1日にはレースで騎乗予定の西村淳也騎手が跨り、新馬との併せ馬。追走してきっちり先着しており「追うごとに良くなっていますね」と松永幹夫調教師。ハーツクライ産駒らしい、動き切れない部分もありそうだが、最終追い切り次第では初戦からといった感じになりそう。

ロードラプソディ(牡、父モーリス母ティアーモ、栗東・松下武士厩舎)

 母は現役時代に芝で3勝。新馬、君子蘭賞と連勝し、メイショウマンボ(父スズカマンボ)が勝ったオークスでは6着と健闘を見せている。

 本馬はゲート試験合格後に一旦放牧へ出されており、11月に再入厩。その後は週中、週末と入念に追い切りを積み重ねており、併せ馬で遅れるところがありながらも、しっかりと負荷をかけることができている。「乗り味がいい馬で素質は高そう」と松下武士調教師。岩田望来騎手でデビューする予定となっている。

【12月12日(日) 阪神芝1600m】

デュードメール(牝、父ロードカナロア母プチノワール、栗東・須貝尚介厩舎)

 本馬は9月2日にゲート試験を合格。その後も在厩して、2本ほど坂路で追い切りを消化。9月8日は4F52.9秒と速い時計をマークした後にノーザンFしがらきへリフレッシュ放牧に出ている。

 追い切りで時計が出ることはすでに見せていたが、11月11日に栗東へ帰厩後は11月24日の坂路であらためて4F52.7秒をマーク。全姉のブランノワールと併せて、僅かに遅れたとはいえ、ほぼ同入といってよい内容。12月1日のCWでは新馬と併せて先着しているが、その相手は先週の阪神ダート1400mで新馬勝ちしたスマートセプター。追い切りの状態を見るかぎり、初戦からというタイプで間違いなさそう。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

(取材・文:井内利彰)

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