2021年のGIシリーズも、残りあと5戦とわずかになってきました。今週からは2歳GI戦の連続ステージ。まずは牝馬による阪神ジュ
ベナイルF(GI・阪神芝1600m)がスタートします。
昨年は
ソダシ優勝、2着に
サトノレイナス&3着
ユーバーレーベンという決着。歴代の上位馬の顔ぶれを見ても、後々も活躍しているトップホースたちがズラリと並んでいます。来年の牝馬クラシックを占う意味でも見逃せない一戦となるでしょう。
毎週、コンピュータで激走馬を予想する当コーナー。今週はこの阪神JFで狙いとなる1頭を、膨大なデータを使ったネット競馬のオリジナルAIに弾き出してもらいます。
それでは、出走予定メンバーをチェックしておきましょう。
月曜日現在での出走登録は23頭。1番人気が予想されるのは、現在3連勝中の
ウォーターナビレラ(牝2・栗東・武幸厩舎)でしょう。前走、
武豊騎手に乗り変わった
ファンタジーS(GIII・阪神芝1400m)を快勝。兄弟での鞍上&調教師コンビで初GI制覇に挑みます。
次いで
M.デムーロ騎手鞍上を続けている
サークルオブライフ(牝2・美浦・国枝厩舎)。この馬は前走
アルテミスS(GIII・東京芝1600m)では7番人気ながら勝利。同レースの勝ちタイムは昨年1着の
ソダシより上でした。さらには
ステルナティーア(牝2・美浦・木村厩舎)。前走ではサウジRC(GIII・東京芝1600m)2着ですが、そのときの1着
コマンドラインとは0.1秒差。その
コマンドラインに乗っていたルメールが今回の鞍上という点でも注目です。
ほかにも
ベルクレスタ(牝2・栗東・須貝厩舎)、
ナミュール(牝2・栗東・高野厩舎)、
ナムラクレア(牝2・栗東・長谷川厩舎)などの2歳牝馬の上位勢力が揃って出走します。
【AI予想はマイル初挑戦となる人気薄?】
ここでの予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない月曜日時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬を選出することもあります。
今回、月曜日時点でコンピが選出した筆頭想定馬は
ラブリイユアアイズ(牝2・美浦・黒岩厩舎)でした!
同馬は、6月の札幌の芝1200m新馬戦でデビュー。6番人気ながら2着に0.2秒差をつけての勝利。そのときの2着は、後に
コスモス賞(OP・札幌芝1800m)を勝つ
トーセンヴァンノでした。2戦目も札幌のオープン戦
クローバー賞(芝1500m)も4番人気ながら、2着に2馬身半の差をつけての1着でした。このときは1番人気
キングエルメスに勝っています。そして3走目・
京王杯2歳S(GII・東京芝1400m)では3番人気での3着。このとき1着になっていたのは前走で負かしている
キングエルメスでした。
ラブリイユアアイズは、父
ロゴタイプ、
母オープンユアアイズ(母父
ヴィクトワールピサ)という血統構成。ここまでの戦績は3戦2勝【2-0-1-0】。前走がGII出走というのはこの馬だけ。まだ牝馬には一度も先着されていないというのはアドバンテージといえるかもしれません。
とはいえ芝のマイル距離経験は初となる今回。輸送のある阪神出走というのも初めてと、クリアしなければならない課題は多いかもしれません。その分おそらく人気は中位レベルとなるでしょう。馬券的な妙味は十分。コンピュータはそんな点を重視したのかも?
AI予想はここからさらに、出走メンバー&鞍上確定、馬場状態、枠順、調教具合、などの追加材料確定を合わせての最終決定となります。それはまた週末に…。GIの馬券検討材料にAI
ジャッジを加えてみるのはいかがでしょうか。
(netkeiba編集部)