2000年〜11年までは冬の開催で行われていて、12年から春の開催へ移動。そして、17年から再び冬の開催に戻ってきた一戦。ここ4回で3着以内に好走した12頭中前走5着以内だったのは2頭しかおらず、凡走から変わり身を見せてくる馬が多い。
1.差しが決まる
17年は4角8番手だった
メートルダールが差し切り勝ちで、18年は4角7番手だった
ギベオンが勝利し、4角9番手だった12番人気の
ショウナンバッハが追い込んで2着。また、19年は4角14番手だった8番人気
サトノガーネットが大外一気で勝利。昨年は
ボッケリーニが4角7番手から差し切った。ここ4回で4角5番手以内の馬の連対は1回しかなく、差しが決まりやすい。
2.持続力必須
中京コースは直線の入り口に急坂があり、坂を上り切った後もしばらく直線が続く。単なるキレ味よりは持続力が求められやすいコース形態だ。阪神や東京でのスピード・瞬発力勝負では分が悪かった馬が変わり身を見せてくることもしばしば。
3.特注は
ディープインパクト産駒 小倉開催だった11年を除いた過去9回で
ディープインパクト産駒が5勝。19年の
サトノガーネット、15年の
ディサイファ、14年の
マーティンボロなど本命格ではない馬の活躍も多く、単勝回収率は281%、複勝回収率は99%ある。
アイスバブルはこれまでの実績からして、瞬発力勝負より上がりが掛かる持続力勝負が得意な馬。前走の
アルゼンチン共和国杯は10着に終わったが、スローペースの瞬発力勝負では持ち味が活きなかった。7月の
函館記念で2着するなど重賞で活躍できるだけの能力は健在であり、持続力が問われる中京で巻き返しを期待したい。