「
阪神JF・G1」(12日、阪神)
昨年、
ソダシが白毛馬初のG1Vを決めて話題となった2歳女王決定戦。今回、データ班が推すのは新種牡馬
シルバーステート産駒
ウォーターナビレラだ。
武豊×武幸師の兄弟タッグで臨む大一番。無傷3連勝の勢いに乗って頂点をつかんでみせるか。
デビュー3連勝でファンタジーSを制した
ウォーターナビレラが、19年
レシステンシア、20年
ソダシに続く、3年連続となる無敗の2歳女王を目指す。前走後は短期放牧を挟んで馬体をケア。武幸師は「帰ってきてからは何のトラブルもなく来ています。テンションを上げないようにだけ注意していますね。順調に来ていますよ」と明るい表情だ。
前走のファンタジーSでは、兄・
武豊との初コンビで、2番手から鮮やかに抜け出してV。武兄弟初のJRA重賞Vを決めた。名手も「レースセンスがある。3戦全てが完勝だし、レースぶりも安定している」と評価は高い。
次に兄弟で挑むのはG1の大舞台。豊が「(兄弟で)初G1なので話題にはなると思うけど、特にはないよ」と平常心を貫けば、幸四郎師も「ファンの方にそう思って楽しんでもらえれば、それでいい。調教師は馬を仕上げるのが仕事なので」と、普段通りに万全の調整を施すつもりだ。
1週前追い切りにまたがった鞍上は「すごく良かった。メンバーは強くなると思うけど、チャンスだと思う」と意気込み十分。武兄弟がともに力を合わせ、新種牡馬
シルバーステート産駒の素質馬で一気に世代の頂点を狙う。
提供:デイリースポーツ