中日新聞杯に管理馬を登録している17人の調教師のうち、2016年以降の中京芝2000mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
中日新聞杯で、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
池江泰寿調教師。集計期間内に中京芝2000mで10勝、複勝率33.8%という成績を残している。複勝回収率65%と、このコース全体での回収率は高くはないものの、重賞に絞ると[2-1-3-11]で複勝回収率101%まで上昇。特に
中日新聞杯を得意としており、16年
サトノノブレス(1番人気1着)、18年
ストロングタイタン(7番人気3着)、20年
中日新聞杯(2番人気1着)と直近5年で3回馬券に絡んでいる。
今年は
アイスバブルと
ボッケリーニが出走予定。連覇を狙う
ボッケリーニは当然有力だが、
アイスバブルも今夏の
函館記念で2着するなど衰えは感じられない。人気薄でも侮れない伏兵だ。
2位は
松下武士調教師。集計期間内に中京芝2000mで4勝(複勝率23.8%)。人気薄での激走が多いのが特徴で、複勝回収率は157%に達する。18年1月14日の3歳新馬戦で、18頭立て18番人気の
プラードデラルスで2着というド派手な大穴を開けたほか、20年9月13日の2歳新馬では
テリオスルイで8番人気1着、21年6月5日の
鳴尾記念では
ショウナンバルディで9番人気2着。先週の栄特別でも
テリオスマナが11番人気2着と「穴の松下」は健在だ。
今年は
ショウナンバルディが出走予定。前出の
鳴尾記念2着に加え、昨年の
中日新聞杯でも8番人気の低評価ながら0.3秒差の4着と健闘しており、このコースでは人気以上の走りを期待してよいだろう。
第1位に輝いたのは
友道康夫調教師。集計期間内に中京芝2000mで13勝を挙げ、複勝率は47.8%。芝の中距離以上において、やはりこの厩舎を外すことはできない。
このコースの重賞での3度の馬券絡みは、
愛知杯2着(
ランブリングアレー)、
きさらぎ賞2着(
ヨーホーレイク)、
金鯱賞3着(
ブラヴァス)といずれも2021年のもの。そろそろ1着が欲しいところだ。
今年は
アドマイヤビルゴが出走予定。5億8000万円(税抜き)という取引価格ばかりが注目されてきたが、着実に力をつけてオープンまで上がってきた。当然、素質は重賞級だ。