9日、
JRAは2022年度調教師免許試験の新規合格者を発表した。合格者5名のうち、栗東トレセン所属は
緒方努さん(飯田雄三厩舎調教助手)、
小栗実さん(
鈴木孝志厩舎調教助手)、
西園翔太さん(
西園正都厩舎調教助手)の3名。同日午後1時より
JRA栗東トレーニングセンターにて、3名の記者会見が行われた。
緒方努さんは福岡県出身の42歳。平成17年に松田国英厩舎へ就職、以降は作田誠二厩舎、飯田雄三厩舎に所属した。
「調教師試験に合格したことが分かったときは、ただただ嬉しかったです。試験もたくさん受けたし、2次試験(面接)は今回が5回目でした。ファンの方から信頼される厩舎づくりを目指したいです」。
小栗実さんは岐阜県出身の34歳。平成22年から
鈴木孝志厩舎で厩務員を経て調教助手を務めた。
「1999年、
グラスワンダーと
スペシャルウィークが大接戦を演じた
有馬記念を見て感動し、この仕事に就きたいと思いました。ファンの皆さんが馬券を買いたくなるような厩舎づくりを目指します」。
西園翔太さんは滋賀県出身の平成2年3月生まれの31歳。関東の
上原佑紀さんと共に
JRA初の平成生まれの調教師となる。平成26年から父である
西園正都厩舎の調教助手を務めている。
「目標はふたつあります。ひとつは父を超える成績をあげること。もうひとつは世界の舞台で活躍できるような馬を育てることです。1つ1つの勝利を大切にし、まずは最初の1勝目をあげたいですね」。
(取材・文:花岡貴子)