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【有馬記念】ディープボンド 激走疲れ心配なし、半馬身先着 和田「切れが増してきた感じ」

デイリースポーツ
  • 2021年12月17日(金) 11時50分
 「有馬記念・G1」(26日、中山)

 フランス遠征帰りのディープボンドが、16日栗東CWの併せ馬できっちりと追走先着を果たし、順調な仕上がりをアピールした。激走の疲れも見せず、大一番へ向けて準備を進めている。

 16日朝一番の栗東CW。凱旋門賞14着以来となるディープボンドが、国内で主戦を務めてきた和田竜を背にゆっくりと加速した。先行するゴールドハイアー(3歳2勝クラス)の直後に取りつき、3角過ぎからペースアップ。直線で鞍上がゴーサインを送ると、青鹿毛の馬体をはずませてグンと加速した。

 一杯に追われると、活気に満ちた動きで6F81秒0-36秒9-11秒2の好時計をマーク。半馬身先着に、鞍上は「行きっぷりがいいですし、だいぶ走りに推進力が出てきましたね。以前は浮いたような走りでしたが、今は沈んで走る感じに。切れが増してきた感じがします」と、4歳馬の進化を感じ取った。

 前走の凱旋門賞は、超がつくほどの極悪馬場。激走の疲れが心配されるが、主戦は「(鳥取県の)大山ヒルズに一回帰ったら落ち着きますね。どっしりとしていますし、特別に心配することはないです。乗った感じはいつものディープボンドだな、と思いました」と不安なしを強調する。

 春には阪神大賞典を制し、続く天皇賞・春でも2着に好走したスタミナ自慢。ここは仕切り直しの一戦。ホームに戻り、和田竜との“深い絆”でグランプリ制覇を狙う。

提供:デイリースポーツ

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