25日に阪神競馬場で行われる
阪神カップ(3歳上・GII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
ダイワメジャーが続き、3回が
フジキセキとなっている。
ディープインパクト産駒は[4-0-3-14]。13・14年と
リアルインパクトが2連覇を達成したほか、直近2年も19年
グランアレグリア、20年
ダノンファンタジーと別馬ながら2連覇中の勢いがある。なお、勝利した延べ4頭にはマイルGI勝ち馬という共通点があったことも念頭に置きたい。今年は
サウンドキアラ、
ダノンファンタジー、
ベストアクターの3頭が出走予定。
ダイワメジャー産駒は[0-1-3-14]。まだ勝利例こそないものの、毎年コンスタントに入着する馬を出しており、18年3着
スターオブペルシャ(12人気)、19年3着
メイショウショウブ(10人気)といった2ケタ人気馬の激走も目立つ。今年は
アストラエンブレム、
デュープロセス、
ラヴィングアンサーの3頭が該当する。
キズナ産駒は[0-1-0-0]。産駒初出走となった昨年は6人気
マルターズディオサが2着と好走。好相性を示す
ディープインパクトの後継種牡馬としても動向を注視したい。なお、下級条件を含めたコース成績は[4-5-5-34]、牡馬[1-1-2-12]、牝馬[3-4-3-22]、やや牝馬優位な傾向も見受けられる。今年は
ソングラインが出走予定。
キングカメハメハ産駒は[0-0-0-6]。出走した6頭のうち4頭が2ケタ人気馬だったとはいえ、12年には1人気
アドマイヤセプターも7着に敗れている。系統で
キングカメハメハ系とまとめても[0-0-0-10]と好走例がなく、過信しづらい傾向は否めないだろう。今年は
ホウオウアマゾンが該当する。