骨盤の故障により安楽死の処置がとられたスノーフォール(
Snowfall、牝4、愛・A.オブライエン厩舎)。昨年の
オークス(英G1)でレース史上最大着差の16馬身差で圧勝した際に鞍上を務めたL.デットーリ騎手が現地時間11日、英競馬
メディア『Racing Post』の取材に応じ、英愛でG1・3勝をあげた名牝の死を悼んだ。
同騎手はスノーフォールについて「私はこれまで英国のクラシックレースを21度勝っていますが、彼女の
オークスのときほど簡単に勝てたレースはありませんでした。本当に信じられない強さでしたし、まるで熱々のナイフでバターを切っているような感覚でした。あれ程のパフォーマンスを近年はなかなか見ることができませんし、これから私がクラシックであのような勝ち方ができるとは思いません」と、現役時代の活躍を称えた。
また「彼女の死は関係者全員にとって大きな損失です。オブライエン調教師、厩舎関係者、そしてオーナーにとっては本当に辛い出来事ですし、心の底からお悔やみ申し上げます」と、愛馬の冥福を祈った。