「
京成杯・G3」(16日、中山)
ホウオウプレミアは12日、岩田康を背に美浦Wで
クールキャット(4歳オープン)、
サーマルウインド(3歳1勝クラス)と3頭併せ。5馬身以上先行していた2頭に直線で内から馬体を並べると、鞍上から左ムチ、続いて右ムチが容赦なく飛んだ。気迫のこもった内容で6F84秒6、ラスト1Fは追い風を味方にしたとはいえ、10秒8と強烈な伸びで併入した。
この動きに
奥村武師は、「しまいは思ったより反応できていた。前半をゆっくり入ったとはいえ、お釣りのある動きで良かったですね」と納得の表情。現状では精神的な幼さや馬体の緩さが残っており、「成長曲線としてはもう少しかな」とトレーナーは控えめだが、潜在能力の高さを評価しているからこそ重賞にぶつけてきた。
前走の
百日草特別は2着に敗れたものの、メンバー最速の上がり3F33秒1と非凡な瞬発力を見せた。「相手は強いけど、ここでどれだけやれるか」と指揮官は期待を込めて送り出す。
提供:デイリースポーツ