「東海S・G2」(23日、中京)
中京巧者
オーヴェルニュが、再進撃を開始する。20年3月の
名古屋城S(3勝クラス)で初出走初勝利を挙げると、21年1月の東海Sで重賞初V。さらに5月の平安Sでは、6馬身差の圧勝で中京3連勝を飾った。チャンピオンズCこそ6着と初黒星を喫したものの、担当の梅内助手に悲観の色はない。
「(勝った)
テーオーケインズをマークして動く時に動けなかったね。(福永)祐一も2着はあったって言ってたぐらいだし、力は出してくれたと思う」
レース後は2週間ほど短期放牧。「(2走前の)みやこS(12着)の時は立ち上げからピリピリしていた感じ。神経質な馬。今回は
リラックスしているのが何より」と語る通り、
ステップは順調そのもの。「チャンピオンズCの前あたりから首なんかが太くなってきて、実が入ってきたなと感じる」と充実期に胸を張った。
1週前追い切りでは、初コンビを組む団野を背に栗東CWで7F81秒4-36秒8-12秒0。「もう少し最後はビュッと動けたらとは思うけど、悪くなかった。乗り難しい馬じゃないから鞍上が変わっても大丈夫」と同助手に不安はない。
「中京千八は走るから楽しみは大きいですよ。良馬場でも走るけど、馬場が湿ったらもっと良いね」。チャンピオンズCは良だったが、他の中京3戦はいずれも道悪で全勝。ちなみに週末は現時点で微妙な雲行きだ。天を味方につけて連覇をたぐり寄せたい。
提供:デイリースポーツ