東海Sに管理馬を登録している17人の調教師のうち、2016年以降の中京ダート1800mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
東海Sで馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
藤原英昭調教師。集計期間内に中京ダート1800mで11勝を挙げ、複勝率はトップの46.3%。勝率26.8%は「さすが藤原厩舎」というべき優秀な数字だ。41回出走して5番人気以内が40回、3番人気以内が34回とほぼすべて上位人気馬という状態で、複勝回収率は66%にとどまっている。ただし、1番人気では[10-2-1-5]で単勝回収率135%、複勝回収率96%と回収率も優秀。厩舎ブランドで中途半端に人気になっているパターンが一番危険だと言えそうだ。
今年は
グレートタイムが出走予定。オープン入り後はやや足踏み状態だったが、ここにきて1着2着と上昇気流に乗っている。中京ダート1800mでは3戦して3着4着5着。いずれも不良馬場だったので、良馬場でのパフォーマンスも見てみたいところだ。
2位は
野中賢二教師。集計期間に中京ダート1800mで8勝を挙げ、複勝率は35.9%。複勝回収率も86%と悪くない。2020年以降に絞ると複勝率44.4%、複勝回収率121%と好調。好走率も回収率も高いので、ぜひ、買い目に加えておきたい存在だ。
今年は
プリティーチャンスが出走予定。デビュー以来、一度も1番人気がないという過小評価されがちなタイプだが、重賞初挑戦となった
みやこSでも9番人気4着と好走している。いつも人気以上に頑張るので、今回もアッと言わせる可能性は十分。
第1位に輝いたのは
川村禎彦調教師。集計期間内に中京ダート1800mで7勝を挙げ、複勝率は32.4%。複勝回収率94%と、高いレベルで好走率と回収率が伴っている。好走例は下級条件が多いものの、
アスカノロマンで16年の
東海Sを制した実績アリ。
今年は
ミヤジコクオウが出走予定。3歳時に鳳雛Sを勝ち、
レパードSでも2着した実力馬だが、
レパードS以降の馬券絡みは1回だけ。それが今回と同じ中京ダート1800mだった(三宮S・5番人気2着)。前走でコンマ6秒差と復調気配が窺えるだけに、得意コースで一発があるかもしれない。