新年最初のダート重賞で、優勝馬には同じ左回りの
フェブラリーステークスへの優先出走権が付与される。別定重量戦のGII競走で過去には
コパノリッキーや
インティなどがこのレースを足掛かりに
フェブラリーステークスを制している。見逃せない1戦だ。
◎
グレートタイムは
ブラジルカップの優勝馬で、
カノープスSの2着馬。すでに7歳馬となったが、
母ミラクルレジェンドは牝馬ながらに
レパードSに勝ち、
JBCレディスクラシック連覇の活躍牝馬。その長い現役生活の途中には、脚部不安により長い休養もあるが、3歳時の
ユニコーンS、
ジャパンダートダービーでは
ルヴァンスレーヴや
オメガパフュームと差のない競馬をしていた実力馬だ。
中京競馬場ダート1800mは坂の途中からスタートするために激しい先行争いにはなりにくく、逃げ先行馬には有利な舞台設定。前走は軽量牝馬に足元をすくわれるような形になってしまったが、秋2戦には充実ぶりがうかがえた。
岩田望来騎手の重賞初制覇に期待したい。
〇
ブルベアイリーデはリステッドレース2勝の6歳馬で
シリウスS3着馬。以前は短い距離を中心に使われていたが、距離を延ばしたことが良いきっかけになって
BSN賞を楽勝し、
シリウスSも見せ場を作った3着。このときはハイペースの流れを積極的に追いかけ、最後の直線で1度は先頭に立とうという勢いで抜け出しを図ったが、最後は力尽きた。100mの距離短縮を味方にしたい。
▲
サンライズホープは、その
シリウスSの優勝馬。快足
リアンヴェリテをマークするような位置から、最後は力でねじ伏せた。前走の
チャンピオンズカップも
ソダシ、
インティらを相手に力でねじ伏せにいく積極策。最後は、他馬と接触するようなシーンもあって力尽きたような格好になったが、今回のメンバー相手なら十分に勝ち負けになるはず。
△
スマッシャーは
ユニコーンSの優勝馬。
ジャパンダートダービーも4着とはいえ、勝った馬とは時計差なしの接戦だった。
△
ゲンパチルシファーは
ブラジルカップの2着馬。初の重賞挑戦となるが、豊富なキャリアを生かしたい。
7歳とはいえまだ見限れない△
スワーヴアラミス、中京得意な△
オーヴェルニュは成績は安定しないが、軽視はできない。