30日に中京競馬場で行われる
シルクロードS(4歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年も開催日割の変更に伴い中京芝1200mにて施行されるため、2021年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ロードカナロア産駒は[9-2-4-34]。中京芝1200mでは他の種牡馬の追随を許さぬ成績を収めており、データ集計期間内にも
ダノンスマッシュが
高松宮記念でGI制覇を果たすほか、
レイハリアが13人気で
葵Sを制するなど存在感を大いに示している。同産駒からは
カレンモエ、
ミッキーワイルドの2頭が特別登録。
ダイワメジャー産駒は[1-6-0-17]。重賞では
レシステンシアが
高松宮記念で2着、
セントウルSで1着と活躍。勝ちあぐねる傾向こそ強いものの複勝回収率は257%と優秀な数値を記録しており、
ファンタジステラが
朱雀Sで15人気2着、
オースミカテドラルが知立Sで17人気2着と大駆けした実績を持つ。同産駒には
サヴォワールエメが該当する。
ミッキーアイル産駒は[0-2-0-3]。通算でも[0-2-0-4]といまだ勝利例はないが、いずれも1勝クラス以下の平場戦となり、特別戦への出走自体が初めてのこととなる。
ミッキーアイル自身は15年3着、16年2着と
高松宮記念を2年連続で好走したコース実績があるため、改めて真価を問われることになりそうだ。同産駒からは
メイケイエールが出走予定。
キズナ産駒は[1-2-1-12]。当初、特別戦では苦戦している様子が見受けられたが、
マリーナが
知多特別で1着、知立Sで3着と好走すると、今年はリステッドの
淀短距離Sでも
ダディーズビビッドが勝ち馬から0秒1差の2着に健闘。重賞戦線でも改めて見直してみたい。同産駒には
ビアンフェ、
レジェーロの2頭が該当する。