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【シルクロードS】尋常ではなかった前走の勝ちっぷり 明け6歳の遅咲きナランフレグが弾ける! /トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2022年01月27日(木) 18時21分
 人気薄の推奨馬が激走して予想・馬券が当たらない痛恨の日曜を何回か経験した。自戒の念を込めて…今週の注目馬、シルクロードSナランフレグは◎確定と宣言して書き進める。

 父ゴールドアリュールはご存じの通り、自身も産駒の成績もダートでは一流だ。一方で、芝の重賞勝ちはGIII3勝のみ。しかも1400メートル以下の重賞は30戦して3着が一度あるだけだ。それでも狙ってみたいと思ったのは、前走(タンザナイトS)の勝ちっぷりが尋常ではなかったから。

 普通差し馬は外を回すイメージだが、この馬は馬群の中でもヒルまずぐいぐい脚を伸ばした。着差はクビだったが、最後は余裕すら感じられる勝利だった。

 宗像調教師に手応えを聞くと「以前に比べてだいぶ人の言うことを聞くようになって、レースでも集中して走れるようになってきた。それがあの末脚につながっているんだと思います。遅咲きですが、今になって本格化してきた感じですね」

 父の産駒らしく本馬もダートで勝ち上がり、昇級後も崩れず走っていたにもかかわらず芝へ転向したことについては「うちで管理した半兄インプレスウィナーが芝でオープンまで行ったように、母系は芝向きなので使うことにしました。結果的には良かったですね」先入観にとらわれなかったからこそ今の姿があるというわけだ。

 主戦の丸田も「もともと馬混みは得意ではなかったですが、経験を積んだことで、しっかり対応できるようになってきましたね。オープンに昇級してから勝利まで2年。本当はもっと早く賞金を加算できたら良かったのですが…。でも、続けて乗せてもらえたからこそ、レースでもしっかりかみ合うようになってきました」

 丸田は現在フリーだが、18年3月まで宗像厩舎に所属。しかし、コンビでの重賞制覇がいまだないことが常々心に引っかかっているという。「長く先生にはお世話になっているので、いい形で恩返ししたいと常に頭の中にあります。馬は中京に実績があるようにコース形態が合っているし、去年もこの時期に走っていて力のいる馬場も合いそう。結果で応えたい」

 これに対して宗像師も「うまく乗ってくれているし、ずっと乗ってくれているから、頑張ってほしいですね」

 明け6歳の遅咲きナランフレグが、得意の中京で初重賞V…元師弟コンビの感動の握手を見てみたい。

(美浦の手負い野郎・松井中央)

東京スポーツ

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