「根岸S・G3」(30日、東京)
古豪復活なるか。
タイムフライヤーが27日、栗東坂路で快活な動きをアピール。状態の良さを誇示した。ここしばらくは不本意な結果が続いているが、明け7歳でも肉体面に衰えはなし。昨年3着以上の好パフォーマンスに期待しよう。
一昨年のエルムS以来となる勝利を目指す
タイムフライヤーが、栗東坂路でM・デムーロを背に絶好のアクションを披露した。
僚馬
ダノンシティ(6歳3勝クラス)を3馬身追走する形からスタート。じっくりとにらみを利かせつつ駆け上がり、鞍上がプッシュすると最後はグイッとひと伸び。1馬身先着し、4F52秒3-37秒6-12秒2を刻んだ。橋口師は「転厩当初は右トモがパンとしていなくて、それがここにきて良くなってきた感じ。モタれる面がなくなってきました。それがこの馬の好調のバロ
メーターなんです。ええ、状態はいいと思います」と満足げに振り返った。
昨年の当レース3着後、松田国英厩舎の定年解散によって橋口厩舎に転厩。今回が6戦目になる。
かしわ記念9着、
マリーンS12着、エルムS8着、スワンS14着、
霜月S9着-。不本意なレースを続けてきたが、着実に手の内に入れ、状態を立て直してきた。
「前走も具合は良かったんです。でも直線で前が詰まって最後しかレースをしていません。最後はすごい脚でしたからね」と指揮官は反撃に期待を込める。
17年の
ホープフルS覇者も既に7歳。それでも「年齢を感じさせませんよ」と師は復活に意欲。「前走の走りを見ても府中の1400メートルは合うイメージですから」。持てる力をフルに発揮し、3つ目の重賞タイトルゲットといきたい。
提供:デイリースポーツ