19日に東京競馬場で行われる
ダイヤモンドS(4歳上・GIII・芝3400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ハーツクライ。次点で5回の
ディープインパクトが続き、3回が
キングカメハメハとなっている。
ハーツクライ産駒は[4-2-2-8]。
フェイムゲームが14年1着、15年1着、16年2着、18年1着とリピーターとして活躍するほか、13年
アドマイヤラクティも勝ち馬として名を連ねる。産駒出走機会のあった過去9回で3着以内に好走できなかった年は2020年に限られ、その年においても
レノヴァールが3着とハナ差の4着で入線していた。今年は
アドマイヤアルバ、
ゴーストの2頭が出走予定。
キングカメハメハ産駒は[2-1-0-10]。実頭数では
ハーツクライに並ぶ勝利数となり、12年
ケイアイドウソジンは15人気、19年
ユーキャンスマイルは1人気と勝ち馬の人気に幅があることも特徴のひとつ。今年は
カウディーリョ、
ランフォザローゼスの2頭が該当する。
オルフェーヴル産駒は[0-1-1-2]。
ステイゴールドの直仔で、
ドリームジャーニーの全弟にあたる種牡馬。20年3着
オセアグレイト、21年2着
オーソリティと2年連続好走中なので、今後の動向が注視される種牡馬といえるだろう。今年は
メロディーレーンが該当する。
なお、初出走となる
ゴールドシップ産駒は
ヴェローチェオロが上位人気と目される。東京芝3400mは
ダイヤモンドSでしか使用されないコースのため種牡馬データこそないが、
ステイゴールドの直仔、
ドリームジャーニー&
オルフェーヴル兄弟と母の
父メジロマックイーンが共通する配合は注目に値するものだろう。