京都記念は12番人気の伏兵
アフリカンゴールドが逃げ切りV。馬の頑張りはもちろん、
国分恭介騎手(31)=栗東・フリー=の思い切りのいい騎乗が光った。
師匠である五十嵐師が「あいつは“クソ”がつくほど真面目。出遅れ(遅刻)たことは一度もないし、偉ぶるところも全くない」と評する実直な性格。
ヒーローインタビューでの「成績の良くない騎手をずっと続けて乗せてくださった関係者の方々に、何とか恩返しがしたかった」というコメントに、その人柄がにじみ出ていた。
18年6月の
マーメイドS(
アンドリエッテ)以来の重賞V。反響は大きかったようで、「たくさんの方々に、お祝いの言葉を頂きました。これだけ応援してもらっていたんだと実感しました」と感謝。努力を惜しまず、今後も自分らしく「頂ける仕事を精いっぱいやるだけです」と力強くうなずいた。
今週は土曜阪神、日曜小倉でプレー。3週連続で調教に騎乗した日曜小倉9R・あざみ賞の
テイエムスパーダは「今週になって、ようやくハミを取って走る気になってきた。実績のある舞台で」と復帰戦からVを狙っていた。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ