フォワ賞を勝ったものの、
凱旋門賞では14着に敗れての帰国となった
ディープボンド(栗東・
大久保龍志厩舎)。しかし、
有馬記念では力のあるところを見せて2着という結果。その後は放牧を挟み、2月19日に大山ヒルズから栗東へ帰厩している。
今朝9日は次走予定の
阪神大賞典(3月20日・阪神芝3000m)に向けた1週前追い切り。朝一番のCWで、
和田竜二騎手が跨って、
ハンディーズピークとの併せ馬だった。
正面から入場して、1コーナーを回っていくところで1秒半ほどの差。6F標識では5馬身ちょっとのところまで詰めて、残り3F標識で3馬身くらい。少しずつ差を詰めていき、最後の直線も馬体を並べるところまでが速い。
しばらく並走して、ラスト1F標識で追い出されると、力強く伸びて先着でフィニッシュ。時計は6F78.5〜5F64.3〜4F50.1〜3F36.4〜2F23.4〜1F11.6秒。道中のラップがきれいに加速していて、なおかつゴール前が最速。追い切りで動くタイプとはいえ、文句なしの素晴らしい動きだった。
(取材・文:井内利彰)