「
金鯱賞・G2」(13日、中京)
中京芝2000メートル-。友道厩舎にとっては21年、全厩舎中トップの連対実績を残した相性のいいコースだ。今回は重賞初制覇が待たれる
ポタジェと、ここが引退レースとなりそうな
ランブリングアレーを送り込む。ディープ産駒の良血2騎が、厩舎得意の舞台でタイトルをつかみ取るか。
好メンバーがそろった中で、伏兵ながら一発の可能性を秘めるのが友道勢2騎だ。重賞であと一歩の戦いが続く
ポタジェと、今回が引退レースになる見込みの
ランブリングアレー。ともに久々の前走を叩いて、ムードは確実に上がっている。
AJCC5着から臨戦するのは
ポタジェ。「ようやく間に合ったという感じだったからね。それにしては競馬でしっかりと走ってくれた」と友道師はむしろ前走内容を評価する。一度使ったことで、調教の動きは明らかに上向いており、「順調に来ているし、上積みはあると思うよ。重賞で通用する力もあるからね」と指揮官。半姉に重賞4勝馬
ルージュバックを持つ素質馬が、充実の5歳を迎え春満開となるか。
一方、
ランブリングアレーは
小倉大賞典で2着に好走。「中山牝馬Sだとハンデが重くなりそうなので、ここへ。この1年で本当に力をつけてくれた。たぶん最後になるだろうから、頑張ってほしい」と、21年の中山牝馬S以来となる重賞2勝目へエールを送った。
友道厩舎は21年、今回の舞台となる中京芝二千に延べ28頭を送り出し、〈5・7・3・1・3〉という好成績。12連対は2位の中竹厩舎(6連対)を大きく上回る断トツの数字だ。
ポタジェ&ランブリングも例に漏れることなく、重賞で上位入線の実績がある。「中京二千はいいイメージがある。広くて直線が長いから紛れが少なく、1コーナーまでの距離が長いので枠の内外の不利もないから」。中京芝2000メートルは友道厩舎を狙え-。データ面からも推せる2頭が波乱を巻き起こす。
提供:デイリースポーツ