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【高松宮記念】栗東レポート メイケイエール(武英智調教師)

ラジオNIKKEI
  • 2022年03月23日(水) 13時46分
3月27日(日)に中京競馬場で行われる高松宮記念(GI)に出走予定のメイケイエール(牝4、栗東・武英智厩舎)について、共同会見での武英智調教師のコメントは以下の通り。

「(今日の追い切りは)厩舎の方針として土曜日追いをしているので、馬はほぼ出来ているということを池添騎手に伝え、感触と反応を確かめる程度にしてもらっています。道中も我慢が利いていて、時計的にも良かったのですが、ジョッキーは『まだ余力がある』と言っていました。(前走で着用していたパシュファイアーは)元々競馬以外ではつけたくない馬具です。競馬で効果が薄れるのは嫌なので調教では使っていませんが、レースでは使います。

前走後はすぐノーザンファームしがらきへ放牧に出して、3週間くらい調整していただいて、前走同様1ヶ月前くらいに帰厩しました。以前と違って、帰ってきて1週間ほど飼葉食いが落ちるということは無くなり、中間もしっかり与えられた分は食べています。前走で馬具は確立できた雰囲気なので、特にいじることもなく、今までより断然良い調整が出来ています。あとは無事に当日を迎えるだけだと思っています。

(シルクロードSを振り返って)新馬の頃から右回りの3コーナーで左に張るということがあったので、左回りは絶対に良いと思っていました。勝つのは勝って欲しかったものの、ここまでは奔放さというか、掛かり癖で周りに迷惑をかけていましたし、まずは無事に周りに迷惑をかけないように、その思いが強かったのでほっとしました。ハンデ戦で牝馬の55キロ、決して軽い斤量ではありませんでしたし、前の馬には不利な展開でしっかり脚を使って抜けてきたので、良い競馬だったと思います。

前走は今までとはだいぶ違う競馬でしたが、我々はまだ安心しきらないというか、念には念をでやっています。ポイントは折り合いひとつだと思います。担当者を信頼している馬なので、担当者を信頼して、僕たちは見守るだけかなと思います。

(池添騎手とは)保育園くらいから一緒の仲でもあるので、普段の調教も、調教以外でも密な話をしています。大舞台ではすごく冷静で結果を出している方なので、全て任せています。

今回は速い馬がいないのでその辺りがどう出るかですが、枠順と並びが想定の中で最悪のパターンだった前走であのような競馬ができたので、(作戦は)ジョッキーが考えてくれると思います。枠順と並びを見てからジョッキーと相談すると思いますが、理想を言い出したらキリがありませんね。(枠順は)今までは外枠が良いと思っていたんですが、どこでも良いのではないでしょうか。

(雨予報について)本当はパンパンの馬場が良いですが、道悪でも走っていますし、道悪をこなせる血統背景なので、他の馬が気にする分、良いんじゃないかと思います。

(馬主の地元ですが)プレッシャーは特にないです。他の馬に迷惑をかけないようにというのを第一でやっていて、結果も出さなければならないプレッシャーはありますが、今回はオーナーのお膝元で勝てれば最高だと思います。

今までレースではなかなかお行儀が良くなくて他の馬に迷惑をかけてきましたが、たくさんのファンがついてくれて応援されている馬なので、結果を出したいと思います」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI

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