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【大阪杯】エフフォーリア G1戴冠へ横山武を背に雄々しく併入 鹿戸師「恥じない競馬を」

デイリースポーツ
  • 2022年03月25日(金) 13時05分
 「大阪杯・G1」(4月3日、阪神)

 22年の競馬界もこのコンビが引っ張る。21年の年度代表馬エフフォーリアが24日、横山武を背に美浦Wで3頭併せを行った。びっしり追われた直線で豪快なアクションを披露し、併入フィニッシュ。まだ全開といかないまでも、順調に調整を進められているのは何よりだろう。本番まであと1週間。始動戦に向け、現役最強馬が着々と態勢を整えている。

 貫禄を身にまとったエフフォーリアが雄々しく駆ける。美浦Wで大きく先行するフミローグコスモダークナイト(ともに3歳未勝利)を追走しながらペースアップ。直線に入っても前との差はなかなか詰まらなかったが、鞍上の横山武に追われると、目覚めたかのようにギアを上げて一気に加速する。猛烈な勢いで馬体を並び掛け、5F66秒5-37秒2-11秒6を計時。ゴール後も勢いを緩めず、僚馬2頭を突き放しながら伸び続けた。

 前夜の雨でぬかるんだウッドチップをモノともしない豪快な走りに、鹿戸師も納得顔だ。「思ったより前が頑張ったから手間取ったけど、馬場を考えれば上等でしょう。追いついてからの走りは(普通の馬と)全然違うよ」と目を細める。

 ただ、主戦のジャッジは前走のレース前と同様に手厳しい。「有馬記念の時と比べたらマシだけど、100%まではまだまだです。もっとスッと動けるはず」。それも求めるハードルが高いからこそだろう。「普段はおっとりしている馬だし、今回しっかりやったことで変わってくれれば」と、本番までの良化に期待を寄せた。

 注目の始動戦。トレーナーは「今回は(昨年の)年度代表馬の名に恥じない競馬が求められる。もちろん、勝ちにこだわって行くつもり」と決意表明。21年は若さと勢いを武器に駆け抜けた。22年は王者としての走りを披露し続けるつもりだ。

提供:デイリースポーツ

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