先週の
高松宮記念(GI)が終わり、早くも4月に突入。今週は、阪神競馬場で春の中距離王決定戦・
大阪杯(GI)が行われます。
昨年は
レイパパレが勝利したこのレース。振り返ってみれば、
コントレイル、
グランアレグリアが人気を背負った構図は、今年と似ているかもしれません。
まず、今回1番人気となりそうなのが昨年の
年度代表馬・
エフフォーリア。その強さは言わずもがなですが、これまで7戦6勝で唯一
日本ダービー(GI)で敗れた
シャフリヤールが先週の
ドバイシーマクラシック(G1)を勝利しました。
とはいえ、その
シャフリヤールも
共同通信杯(GIII)で一度は破った相手。間違いなく現時点で日本を代表する馬ですから、その今年初戦に注目が集まります。
その他で注目といえば、何といっても
ジャックドールでしょう。
現在5連勝中で飛ぶ鳥を落とす勢いの本馬ですが、前走の
金鯱賞ではレコード勝ちと格の違いを見せつけました。今回が初GIとなりますが、現役最強馬相手に通用するのかは見物です。
そんな楽しみな一戦を、妙味重視のAIはどう予想するのか…。人工知能によって弾き出された、注目馬をご紹介します。
◆期待値的には「2頭」よりも上!?
今週の
大阪杯でAIが本命に抜擢したのは、昨年の
大阪杯勝ち馬・
レイパパレでした。
昨年の
大阪杯を逃げ切っているように、この舞台への適性は証明済み。しかし、その後は勝ち切るに至っておらず、前走の
金鯱賞では逃げる
ジャックドールをとらえ切れず0.4秒差の2着に敗れています。
ただ、今回は
ジャックドールと同型の逃げ馬・
アフリカンゴールドも出走。レースの流れはより厳しくなることが予想されますから、
ジャックドールがオーバーペースとなれば逆転も可能かもしれません。
また、昨年の
大阪杯で破った
コントレイル、
グランアレグリアを物差しにすれば、この2頭が昨年の
天皇賞・秋(GI)で接戦を繰り広げた
エフフォーリアとも、馬場などの条件が嚙み合えば能力は「遜色なし」と考えられるでしょう。
何より、人気的には
エフフォーリア、
ジャックドールから大きく離された3番人気。期待値的には、
レイパパレに分があると考えるのは自然な流れかもしれません。
(netkeiba編集部)