2着以内馬には
オークスへの優先出走権が付与される重要な
ステップレース。一昨年はこのレースを制した
ウインマリリンが本番
オークス2着。昨年は3着だった
ユーバーレーベンが
オークス制覇。過去10年でこのレースを
ステップに
オークスで連対を果たした馬が5頭もおり、本番に向けて見逃せない1戦だ。
今年は15頭中12頭が1勝馬で難解だ。
◎
ラスールはデビューから3戦連続1番人気で2勝。出遅れた上に、道中で力んだ
シンザン記念以外は負けておらず、東京コースは2戦2勝。祖母ジェノヴェファは欧州の長距離重賞勝ち馬で、半兄には6歳時に重賞2連勝を記録した
シャケトラがいる血統。距離延長も味方にできそうだ。
〇
ルージュスティリアが新潟競馬場でのデビュー戦で破った相手は
スターズオンアースだった。その後、体調を崩して思うようにレースを使えず、7か月ぶりの実戦となった
チューリップ賞はゲートで立ち上がって大きく出遅れたが、最後までしっかりと脚を伸ばし、優勝馬
ナミュールとともに最速の上りタイム33.9秒を記録して6着。休んでいる間もしっかりと乗り込まれながら体重を増やしてきたのは好感だ。祖母ワンデスタは欧州の長距離重賞2着のち、米国へ移籍して9〜10ハロンのG1を3勝。96年には米国芝牝馬チャンピオンに選ばれている、こちらも距離延長に不安もない。
▲
パーソナルハイは
桜花賞6着馬。芝2000mの未勝利戦を逃げ切り、
赤松賞も逃げて
スターズオンアースらを封じ込める2着。その後は脚質転向を図り、
桜花賞では勝ち馬に0.2秒差まで迫っている。母は
デルマーオークスの優勝馬で、キーンランド競馬場の芝12ハロンでレコード勝ちも記録している活躍牝馬。まだ奥がありそうな馬だ。
新馬、特別を連勝中の△
ルージュエヴァイユ、内回りコースの
フィリーズレビューで4着まで追い上げた△
マイシンフォニーと、
フェアリーSは4角手前でジョッキーが立ち上がって確認するほどの不利があった△
エリカヴィータと、アルメリア賞の内容が印象に残る△
ホウオウバニラもマークが必要かもしれない。