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【天皇賞・春】栗東レポート ディープボンド(大久保龍志調教師)

ラジオNIKKEI
  • 2022年04月27日(水) 16時30分
◎5月1日(日)阪神競馬場で行われる第165回天皇賞・春(GI)について出走を予定しているディープボンド(牡5、大久龍)について追い切り後の大久保龍志調教師のコメントは以下の通り。

・(阪神大賞典の内容は)昨年より派手な勝ち方ではありませんでした。しかしこの馬にとって得意では無い流れの中で勝ってくれたので、今年の方が強い勝ち方をしてくれたと思います。

・(昨年からの成長、変化は)馬体重などの変化はありませんが走り方が上手くなりました。芯が通ってきたという印象を受けます。昨年、一昨年はまだ背腰が甘いという印象を、乗った人は言っていました。そのような印象を今は聞くことが無くなりました。自分の見た目でも、踏み込みなどの良さを感じますので、その点が成長だと思います。

・(中間の調整は)昨年は阪神大賞典を勝った後、大山ヒルズに放牧に出しましたが、今年は馬の疲れも見えなかったので在厩のまま調整しました。

・(調教は)うちの厩舎のパターンでは1週前追い切りを強くやります。道中の走りのリズムも良く、仕掛けてからの反応も速かったのでいい1週前追い切りが出来たと思います。

・(最終追い切りは)今日は雨で馬場も重かったのですが、阪神大賞典の最終追い切りより、1秒ぐらい速かったです。馬場などを考慮しても、状態は上がっているのかなと思います。厩舎で状態を見てもいい形で競馬に向かえると感じました。

・昨年の(天皇賞は)強気な競馬で、そういう形を取らざるを得ない状態もありました。今年は馬も成長して引き出しも増えた分、いろいろな競馬が組み立てやすいと思っています。

・(天皇賞への思いは)父(大久保正陽元調教師)もそうでしたが天皇賞は自分の中では大きいウエイトを占めているレースです。チャンスがある今、全力で獲りにいきたいですね。その結果次第で次を考えたいと思っています。

・大きいチャンスである事はヒシヒシと感じています。逃したくないという気持ちが強いです。ディープボンドも5歳で充実期です。後の事は考えず獲りにいきたいと思います。

(取材:檜川彰人)

ラジオNIKKEI

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