5月8日(日)に東京競馬場で行われるNHKマイルカップ(GI)に出走予定のインダストリア(牡3、美浦・宮田敬介厩舎)について、追い切り後の宮田敬介調教師のコメントは以下の通り。

(ジュニアカップの勝利について)
「初めてのマイル戦と中山コースということでしたが、しっかりと対応してくれて、決め手の鋭いところを見せてくれました。非常に良い勝ち方だったと思います。そこから、春はNHKマイルカップを使いたいなと思っていましたが、ジュニアカップとNHKマイルカップの間隔を考慮して、弥生賞ディープインパクト記念を使うことになりました。

　体力的には2000メートルをこなすと思いましたが、気性的に気の勝ったところがあるので少し道中折り合いを欠いて、2000メートルだと少し走りのリズムが悪いのかなと感じました」

(ここまでの調整は)
「レース間隔もちょうど良く、しっかり疲れを取って今回を迎えています。前走は左に張る面があったので、左にチークを着けましたが、今回は外してみて、気難しいところを見せないか確かめてやってきましたが、問題なく順調に調整できています」

(今朝の追い切りは)
「先週は左手前から右手前に替える時のリズムが少し遅くなったのと、追い出してから加速するまでが速いタイプではないんですが、先週レーン騎手にしっかりと乗ってもらって、先週の追い切り後は、毛艶や肌の皮膚感も良くなりました。今日の動きを見ていても、手前の替え方、終いの加速の仕方なども、これまでで状態的には一番ではないかなと思うくらいに仕上がっています」

(先週のレーン騎手からは、どんな話がありましたか？)
「懸念材料だった左へのもたれも問題ないし、加速が少し手間取るけれど、その後長く良い脚を使えるイメージがあって東京のマイルは一番向いていると思うとコメントして頂いています。安心して迎えられると思います」

(理想のレース展開は)
「ジュニアカップはスタートが決まって好位のインで運べましたし、理想的には、あまりロスなく無難にスタートが決まってくれれば良いなと思います。枠順は特に希望はないです」

(取材：木和田篤)

ラジオNIKKEI