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【かしわ記念レース後コメント】ショウナンナデシコ吉田隼人騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2022年05月05日(木) 21時20分
 5日、船橋競馬場(晴 稍重)で行われた第34回かしわ記念(JpnI ダート1600m)は、JRAの2番人気ショウナンナデシコが逃げ切って勝利。スタート直後から主導権を握り、4コーナーではテイエムサウスダンに並ばれながらも突き放した。勝ちタイム1分38秒9、勝利騎手は吉田隼人。牝馬のかしわ記念制覇は1990年のフジノダンサー以来32年ぶり、ダートグレード競走となってからは初めて。

 5番人気ソリストサンダーが1馬身半差の2着、1番人気テイエムサウスダンが3着。連覇を目指した地元船橋のカジノフォンテンは4着だった。

 ショウナンナデシコは父オルフェーヴル母ショウナンマオ(母の父ダイワメジャー)、5歳牝馬。JRA栗東・須貝尚介厩舎の管理馬。通算成績21戦8勝、エンプレス杯マリーンCに続く重賞3連勝でビッグタイトル制覇となった。

<レース後の関係者のコメント>

1着 ショウナンナデシコ(吉田隼人騎手)
「本当に強かったと思います。船橋のナイターは2回目で、馬も落ち着いていましたし、いいテンションで競馬ができると思っていました。

 逃げるイメージはありましたが、他に行きたい馬もいると思っていました。スタートが抜群に良かったので、これはと思い行きました。力のある馬が隣にいたので結構プレッシャーがかかっていましたが、馬がそれ以上に走る気になってくれて、手応えを持って3、4コーナーに入れました。

 4コーナー手前でテイエムサウスダンに並ばれた時、馬の気持ちが少し一杯になりそうでしたが、よく凌ぎ切ってくれました。3、4コーナーは後続の馬の方が手応えが良く、飲み込まれそうになりましたが、コーナーの出口でセーフティーリードをとれた時、よし行けると思いました。この深いダートで、馬体の良い男馬相手だと、なかなか牝馬では勝てないと思いますから、よく勝ってくれたと思います。

 元々、脚元に不安のあった馬で順調にこられませんでしたが、古馬になって成長してくれて連勝しています。この連勝を途切れさせないように頑張りたいと思います」

(須貝尚介調教師)
「内枠だったので、逃げるレースは選択肢の一つにありました。レース前、吉田隼人騎手には『思い切って競馬をしてほしい』と伝えました。3コーナーから4コーナーでテイエムサウスダンに並ばれたのが早くて、どうかなと思いましたが、よく凌いでくれました。

 脚に不安を抱えていた馬だったのですが、厩舎スタッフが一生懸命に仕上げてくれました。それに応えた馬も偉いです。深いダートをこなしてくれたことも褒めてあげたいです。思い切ったレースをした吉田隼人騎手も褒めてあげたいですし、一生懸命仕上げてくれた厩舎のスタッフも褒めてあげたいです。

 次走については、ハードな競馬をしたので、脚のケアをしながら馬の様子を見て考えたいと思います」

2着 ソリストサンダー(戸崎圭太騎手)
「海外帰りでも問題なかったです。元気も覇気もありました。レースでは人気の馬を見ながら走れました。相手も力をつけたかなという感じでした」

3着 テイエムサウスダン(岩田康誠騎手)
「3、4コーナーでショウナンナデシコに並びに行ったのですが、自分の馬の脚が上がってしまいました。向こうに主導権がありましたからね。毎レース毎レース、ステップアップしてくれています。今日は相手を褒めるべきですね」

4着 カジノフォンテン(本田正重騎手)
「思った競馬ができました。一歩目が速く、3番手までで行けると思っていました。折り合いも問題なく、力を出せたと思います」

5着 エアスピネル(ミルコ・デムーロ騎手)
「スタートはうまく出て、いい流れで行けました。3コーナーから4コーナーで手応えが苦しくなってもよく頑張っていました」

6着 サンライズノヴァ(ダミアン・レーン騎手)
「いいスタートを切って、いいポジションを取ることができましたが、前が止まりませんでした」

7着 インティ(武豊騎手)
「折り合ったのですが、3コーナーから反応がありませんでした。難しいですね...。最後も手前が替わりませんでしたし、いいときの走りがなかなかできないですね」

(取材:三浦拓実、藤原菜々花、小塚歩)

ラジオNIKKEI

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