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【青竜S】成長したペイシャエス前め勝負で!/POGマル秘週報

東京スポーツ
  • 2022年05月11日(水) 18時01分
「今年の3歳馬のダート路線のレベルは相当高いようですね」

 そう話しかけてきたのはコンシリエーレが3着に好走したサウジダービー遠征にも帯同していた稲垣厩舎の浅井助手だ。同馬は帰国初戦となった4日の兵庫CSでも3着。ぶっちぎりVを決めたのは1勝クラスを勝ったばかりのブリッツファングだった。次から次へと有力馬が台頭する――。それが今年の3歳ダート路線なのである。

 そういう意味では青竜S(15日=東京ダート1600メートル)も見逃せないレースになりそうだ。多彩な顔触れがエントリーしてきた中で記者が注目しているのはペイシャエス

 前走で1勝クラスを勝ち上がったばかりだが、2着に5馬身差をつけるワンサイドだったうえに、2走前の伏竜Sでは勝ち馬からクビ+アタマ差の3着。2着馬は前出の兵庫CSでも2着したノットゥルノとなれば、ペイシャエスの実力も当路線のトップレベルとの計算が成り立つ。

 問題は近2走より前。新馬勝ち後にカトレアS9着→1勝クラス6着と精彩を欠いたのはなぜなのか? その疑問に対して担当の吉開助手は「中団からのレースをしていたのですが、周りを気にし過ぎて自分の(力を発揮する)競馬ができなかった。それで伏竜Sからは馬混みを避けて前に行く競馬に変えたんです。前回もそれを踏襲しての結果ですね」。

 前2走の走破時計は1分52秒2→1分52秒1(いずれも中山ダート1800メートル・稍重)。「ジョッキーも“この時期の3歳で52秒台を連発したのはすごい”と言ってくれました。デビューしたころは体をうまく使い切れないところもありましたが、今は痛いところがまったくありません。相手は強くなりますけど、成長して力をつけてきたので」と手応えを感じている。

 同じく吉開助手が担当するケンシンコウも3歳春の1勝クラスVから、ユニコーンS3着→レパードS1着と大きく飛躍した。

ケンシンコウは当時、癖が強くて調整に苦労しました。ペイシャエスはおとなしくて性格は真逆ですね。時計的にはこの時期のケンシンコウを超えているので(将来は)いいところまで行ってほしい」

 現在もオープンで活躍中の厩舎の先輩に続く大躍進が見られるのか、ペイシャエスの走りに注目してほしい。

(立川敬太)

東京スポーツ

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