「
オークス・G1」(22日、東京)
混戦ムードが漂うが、その中でも注目はやはり
桜花賞を制した
スターズオンアースだ。
フェアリーSと
デイリー杯クイーンCは2着に敗れたものの、G1初挑戦となった
桜花賞では勝負根性を発揮。馬群の中から力強く抜け出し、ゴール前の接戦を制した。今回は距離延長となるが、高柳瑞師は「新馬戦と未勝利戦は長い距離を意識できる馬だと思って千八を使いました。馬体のつくりも短いところの馬ではないと思います」と問題視していない。中間の調整も順調そのもの。2冠奪取へ向けて視界は良好だ。
巻き返しを狙う2歳女王
サークルオブライフが最大のラ
イバル。
桜花賞は4着に敗れたが大外からメンバー最速上がりで急追。存在感はしっかりと示した。国枝師は「ここにきて迫力が出てきたね」と、短期間での成長ぶりに目を細める。もともとが樫向きと言われていただけに、逆転戴冠は十分考えられる。
阪神JF3着、
桜花賞2着とG1で善戦を続ける
ウォーターナビレラがG1初制覇へ虎視たんたん。1週前追い切りは栗東CWで併せ馬を行い、軽快な動きを披露。騎乗した主戦の
武豊は「落ち着いていたのがすごく印象的でした。距離とか輸送を考えるといい傾向ですね」と好感触。乗り越えるべき壁は高いが、センスの良さで突破しても驚けない。
桜花賞で1番人気を裏切った
ナミュールも、このまま黙ってはいないだろう。また、
トライアルのフ
ローラSを制した
エリカヴィータや、
忘れな草賞を快勝した
アートハウスも首位争いに加わる。
提供:デイリースポーツ