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【ヴィクトリアM】白毛馬ソダシ 女王返り咲き G1・3勝目!敵なし芝マイル4戦全勝

デイリースポーツ
  • 2022年05月16日(月) 12時01分
 「ヴィクトリアマイル・G1」(15日、東京)

 4番人気の白毛馬ソダシが、ゴール前で一気に突き抜けて快勝。阪神JF桜花賞に続きG1・3勝目を挙げた。2馬身差の2着は3番人気のファインルージュ、3着は6番人気のレシステンシアが入った。1番人気に支持されたレイパパレはスタート直後につまずいてリズムを崩し、よもやの12着に敗れた。

 ソダシの純白の馬体が、府中のターフを一直線に突き抜ける。2着ファインルージュ以下に2馬身差をつけてフィニッシュ。同世代はもちろん、年長のG1馬も寄せつけない圧勝劇。ただのアイドルホースじゃない。改めて強さを強烈に示してみせた。

 ゴールの瞬間、吉田隼は雄たけびとともに派手に右腕を突き上げた。「残り1Fは夢のような感じでした。馬の走りもフワフワしていたけど、それ以上に僕もフワフワしちゃって。プレッシャーから解放されて、少しはしゃいじゃいました」としきりに照れた。

 ゲート入りを少々ゴネるのはいつものこと。スタートは抜群の集中力で飛び出し、ハナを切るくらいの勢いで加速。好位の4番手でリズムに乗った。鞍上は「前向きにハミを取ってくれるので、自分が突っ込み過ぎないように、うまくためながら運びました」と慎重にコントロール。直線に入ると2番手のレシステンシアが外に持ち出すのを見て、満を持してゴーサインを出した。左ステッキに反応して、残り100メートルからは完全に独走状態。「いつものソダシの伸びでした」と早々に勝利を確信した。

 これで芝のマイル戦は4戦全勝。須貝師が「結果が示す通りレースがしやすいんでしょうね。桜花賞がレコード勝ちだったし」とうなずけば、吉田隼も「デビュー前からマイルくらいがベストだと思っていた。この距離なら、芝もダートも問わない」と断言した。

 今後についてはひと息入れる予定。多くのファンの声援に感謝する須貝師は「もっと強いソダシを見せていきたい」と約束。昨年8月の札幌記念以来のVをつかんだことで、さらに新しいステップへ踏み出していく。白毛のアイドルホースは、これからも進化を続ける。

提供:デイリースポーツ

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