「日本ダービー・Ｇ１」（２９日、東京）

　皐月賞馬ジオグリフは１８日、美浦Ｗで３頭併せ。前にパラダイスリーフ（６歳オープン）、後ろにコラリン（３歳オープン）という隊列でスタートし、直線は真ん中で両サイドからプレッシャーをかけられる形。それでもひるむことなく堂々とした走りで６Ｆ８１秒９-３７秒９-１１秒５を刻んだ。

　木村師は「３頭併せの意図は、前回と同じメニューを組んで、同じレールに乗せて確かめていこうと。やる気があっていいし、やる気があり過ぎるとも思うし、これからの雰囲気を見てそこは確かめたい」と説明した。

　皐月賞の２日後にジオグリフの馬体をチェックした時は、「走ったなという体つき。Ｇ１を勝つというのは大変だと勉強させてもらった」とトレーナー。しかし、その後の短期放牧から戻ってきた姿を見て、「感動しました。あれだけ走ったのにへこたれず、馬が自信を持って歩いているように感じるし、毛ヅヤも良くなっている」と絶賛した。２冠の懸かる大舞台まで残り１０日。大一番へ無事に送り出すことに全力を注いでいく。

提供：デイリースポーツ