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日本ダービー・G1」(29日、東京)
曇天で肌寒さを感じた22日朝一番の美浦坂路。
皐月賞馬の
ジオグリフは、僚馬
ブレッシングレイン(5歳1勝クラス)を相手に先行。登坂半ばのコーナリング地点を過ぎてから徐々にペースアップすると、鮮やかな栗毛のたてがみをなびかせながら軽快に駆け上がる。手応え優勢のまま4F54秒8-39秒9-12秒4を計時。その後はWを半周してクールダウン。気の悪さを見せることもなく、僚馬とともに厩舎へ引き揚げた。
元気な姿を見届けた木村師は「けさは(4F)55秒を切るくらいのところで乗りました。リズム良く走れていていいですね。
皐月賞前と同じような調整で進められています」と順調ぶりを喜ぶ。「前走は本当に精いっぱい走り切ってくれて、そこからどこまで回復できるものかと考えていましたが、思っていた以上に取り戻してくれて改めてすごい馬だと思っています」と回復力に目を細める。
陣営も驚くほどのタフさを見せる
ドレフォン産駒。もちろん牡馬3冠のチャンスがあるのはこの馬だけ。まずは史上25頭目の2冠制覇へ向けて、万全の態勢で挑む構えだ。
提供:デイリースポーツ