「
目黒記念・G2」(29日、東京)
現在、開業5年目にして関東リーディングトップ(全国6位)を独走中。
田中博康調教師(36)=美浦=が口を開いた。「去年の秋に、僕個人の気持ちの部分に変化があったんです。個人的な考え方や取り組み方が変わった。それをスタッフに伝え、理解してもらいました」。
18年3月の開業から13勝→22勝→27勝と右肩上がりに成績を伸ばしていたが、昨年は17勝に後退した。トレーナーいわく「つまずいた」。その後は昨年の不調を踏まえ、細かい部分を修正したという。早速実を結んだのか、今年は既に19勝をマーク。現時点で関東2位の宮田厩舎に4勝差をつけている。
5月12日の東京6R(
セブンデイズ)で、節目となるJRA通算100勝を達成。「ここまでスタッフがよくやってくれているし、何より馬が頑張ってくれています。もっと質を高めていきたい。そのためにも、今年中に重賞を勝ちたいと思っているんです」。今週は
目黒記念に出走する
バジオウ(追い切りは26日)など楽しみなラインアップ。若き指揮官の進撃から目が離せない。
提供:デイリースポーツ