今年の
日本ダービーを読み解く上で重要になるのは、以下の数字ではないでしょうか?
1〜3枠(1-1-0-38)
7〜8枠(5-4-3-27)
これは何かというと、
皐月賞が行われた週末の中山芝の枠別成績です。一目瞭然、内枠の馬はほぼ壊滅、一方で外枠の馬の好走が目立ちます。
皐月賞は連続開催の最終週。今年は開催前半で好天が続いたため、
皐月賞の週でちょうど良い荒れ馬場になりました。外が伸びる荒れ馬場は、「出始め」が狙いどころ。「出始め」を過ぎると騎手も対応してくる上に馬場も全体が荒れて来るため、見た目は悪くてもそこまで外が伸びる馬場にはならない。つまり今年は、ちょうど外が伸び始めるタイミング=
皐月賞週となったわけです。
また、今年は別路線組のレベルが高くないのもカギ。
京都新聞杯を制したのは
きさらぎ賞4着の
アスクワイルドモア、
青葉賞を制したのは未勝利勝ち直後の
プラダリア、
プリンシパルSを制したのは
毎日杯4着の
セイウンハーデス。そう考えるとメンバーレベルは
皐月賞が高いといえそうです。というわけで、メンバーが揃っていた
皐月賞を重視しつつ、その着順は入れ替わる可能性が高い…と考えると答えに近づけるのでは?
外枠に恵まれて最高の立ち回りをした
ジオグリフ、後方からになったものの最後は外が伸びる馬場を利して伸びて来た
ドウデュースよりも、むしろ内枠で負けた
ダノンベルーガ、内枠ながら最後に脚を見せた
ジャスティンロック、内枠から出遅れて最内を通り何もできなかった
キラーアビリティの巻き返しが気になります。
一方
皐月賞では外枠に恵まれた面があったものの、東京の決め手比べにも対応できる
イクイノックスは評価を下げる必要はなさそう。
皐月賞上位勢なら
イクイノックス、敗戦組なら前述の3頭(
ダノンベルーガ・
ジャスティンロック・
キラーアビリティ)を重視というのが現時点での見立てです。
波乱が続く春のGI戦線。最終結論は馬場状態やオッズなどを踏まえた上で、週末の
ウマい馬券で公開します。(文=予想家・TARO)
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