スマートフォン版へ

【川崎・関東オークス予想】16年ぶり史上2頭目のトリプルティアラに期待が懸かる

  • 2022年06月15日(水) 18時03分
 グランダム・ジャパン2022、3歳シーズンの総決算であり、南関牝馬クラシックの最終戦、第58回関東オークス・JpnIIが6月15日に川崎競馬場で行われる。2100mは川崎記念も実施される、川崎競馬のチャンピオンディスタンス。ここに、砂の女王を目指す3歳牝馬13頭が集結した。

 今年の注目は、すでに2冠を達成しているスピーディキック(浦和・藤原厩舎)。ここを制すれば、06年のチャームアスリープ以来のトリプルティアラとなる。

 2歳時にエーデルワイス賞・JpnIIIを勝っており、ここまで重賞5勝。浦和で行われた桜花賞は向正面で馬群を縫いながら順位を上げ、直線は他馬に接触しても豪快に脚を伸ばして2馬身差でV。

 東京プリンセス賞は直線で大接戦を演じ、さらに迫る後続をクビ差で振り切った。距離延長は課題だが、どの馬にとっても2100mは未知。持ち前の勝負根性で中央馬を撃破し、南関3冠牝馬の座を狙う。

 4頭出走する中央勢の中で、抜けた存在なのはドライゼ(栗東・須貝厩舎)。2戦2勝の負けなしで、デビュー戦は出遅れて後方からも、上がり最速の脚を繰り出し4馬身差で勝利と素質の高さを見せつけると、続く前走も直線で鋭く脚を伸ばした。使うごとにしまいの切れは増しており、初コースも直線の長い川崎は合っていそうだ。無敗記録を伸ばせるか目が離せない。

 リッキーマジック(美浦・加藤征厩舎)の前走、青竜Sは10着と案外な結果に。休み明けに加え、道中でタップリ砂を被る洗礼を受けて戦意をなくした。とはいえ、デビューから2連勝した素質馬。父はダート王・コパノリッキーで、半姉は岩手重賞を5勝しているキラットダイヤという砂のエリート血統だ。叩き2戦目の上積みもあり、位置取り次第で一発があっておかしくない。

 トキノゴールド(川崎・八木正喜厩舎)は南関牝馬クラシック戦線では、桜花賞で4着、東京プリンセス賞で5着。ともに勝ち馬とはコンマ差と善戦を続けてきた。この堅実さは魅力で、距離を延ばしつつ好走を続けているのも好感がもてる。ここも地元の地の利を生かして好勝負。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

◇川崎競馬特集ページには無料の予想コンテンツが盛りだくさん!

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す