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【POG】楽に好時計!素質馬アリスヴェリテは7・3小倉で初陣(栗東発)

デイリースポーツ
  • 2022年06月25日(土) 11時15分
 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 18日の函館新馬戦(ダート1000m)はオマツリオトコ(牡、美浦・伊藤圭)が勝利。中団追走から勝負どころでひとまくり。直線は1頭だけ違う脚色で最後は5馬身差をつけての完勝だ。城戸Jがこの馬のために函館入りをして臨んだリンデザ(牝、栗東・茶木)は惜しくも2着。リズム良くハナへ行き、残り1Fまでは先頭をキープしていたが、最後は勝ち馬の決め手に屈した。師は「相手が悪かったですね。それでもスタートセンスやレースセンスの良さを見せてくれましたし、すぐにチャンスは来ると思います」と前を見据えた。今後については「いったん放牧に出します。疲れや脚元の様子をチェックしてからになりますが、現時点では札幌開催あたりを考えています」と話した。レース当週の本馬場の動きが良く、次走は芝・ダートどちらの可能性もありそうだ。

 次週の小倉新馬戦の注目馬は、ダートで8勝を挙げている僚馬リアンヴェリテの異父妹アリスヴェリテ(牝、中竹、父キズナ母ルミエールヴェリテ)。厩舎ゆかりの血統馬で、兄姉6頭は全て同厩舎の所属馬だ。1週前の22日は栗東坂路で同じキズナ産駒の2歳新馬ジャンマギアーナと併せて、4F52秒3-12秒6をマーク。柴田助手は「楽な手応えでいい時計が出ましたね。背中が柔らかくて、素質を感じます。きょうだい馬は気難しい馬が多くその点がどうかですが、初戦から楽しみになるいい動きでした」と期待十分。7月3日の芝1800mを川田Jで予定をしている。

 14年エリザベス女王杯を制した女傑ラキシスの4番子マキシ(牡、辻野、父エピファネイア)が23日にゲート試験を合格した。今後は放牧に出して成長を促し、デビューは秋以降になりそうだ。「成長がゆっくりで、これから良くなってきそう」と辻野師。僚馬で厩舎の世代初陣を予定するヴァレンティヌス(牡、父レッドファルクス母サザンスピード)は7月17日の函館新馬戦(芝1800m)のデビューを見据える。(馬三郎栗東支局・塩手)

提供:デイリースポーツ

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